
外出時につい買ってしまう自販機のペットボトル、もちろん、家からマイボトルを持参すればお得なのにと思っている人に朗報です。なぜなら、サントリーの自販機で商品を購入する時に“あるアプリから購入することで3本分が無料”になるから。
そのアプリの名前は「ジハンピ」。2025年3月28日から全国展開となり、実はSNSの、いわゆる“お得界隈(お得なサービスに敏感な人たち)”の間では話題になっていました。そして、このたび、公式サイトに対応自販機を検索できるマップが掲載されるようになり、対応する自販機を探すことができるようになったのです。
「ジハンピ」とは?
「ジハンピ」はサントリービバレッジソリューションが展開する、自販機で商品をキャッシュレスで購入できるサービスのことです。スマホにアプリをインストールして登録して使います。
対応しているのは、クレジットカードのVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club International。そして、コード決済のApple Pay(アップルペイ)、Google Pay(グーグルペイ)、PayPay(ペイペイ)、楽天ペイ、d払い、au PAY、モバイルSuica、メルペイです。
思わず注目してしまう理由は、対応自販機には大きく「3本無料」と書いてあること。
詳しく見ると、「ダウンロードし、支払い方法を連携後に300円以下の商品と引き換え可能」とあります。つまり、ジハンピのアプリダウンロードをすると”今なら”3本無料で利用できるというわけ。
これは「ぜひやって、お得を享受しておかないと」と筆者も興奮。というわけで、さっそく新規登録してみることにしました。
使い方は簡単だった!
まず、自販機の横のQRコードを読み取ります。そして、アプリを開いて、確認ボタンを押します。そして、携帯番号の入力、支払い方法の選択。
うん、意外と簡単。
こういった初期登録は、難しすぎると「あきらめないでどんな時も~君なら出来るんだ どんな事も~」なんて、3人バンドの“ある歌詞”が頭の中で流れることもありますが、このジハンピは簡単でした。スムーズ。
登録が終わると「ご登録ありがとうございます!」、そして「どれでも3本無料」の表示が出て安堵。
使い方も「かざして買う」だけ!
そして、登録が終わったら、そのまま無料ドリンクをもらえます。
使い方は、「アプリを起動させて、自販機にタッチさせて商品を買うだけ」。商品を選んだ後に、携帯電話をかざす時も自販機に「ここにタッチ」と書いてあるためわかりやすいです。この時、無事、1本目、170円の商品が無料になりました。
【朗報!】対応自販機が探しやすくなった
これまで、ジハンピの対応自販機は自分で探すことが主流でした。現在は公式サイトに「対応自販機はこちら」といったように、どこにあるか、マップが掲載されるようになっています。
1.ジハンピサイトから
https://www.suntory.co.jp/softdrink/jihanki/jihanpi/
2. 「対応自販機はこちら」をクリック
3.近くのジハンピ対応自販機を探すことができる
https://www.suntory.co.jp/softdrink/jihanki/jihanpi/map/
例えば、東京駅の周辺を調べてみたところ八重洲口に対応自販機が多く、丸の内口にはないことがわかります。これからは公式の地図を参考にすることで利用しやすくなります。
筆者は、これまでジハンピ対応の自販機があるとは聞いていたものの、地方在住のため、なかなか見かけませんでした。ゴールデンウィークで外出する機会に、くまなく探したところ、ふだんは行かないショッピングセンターや高速道路のサービスエリアなど、探すと意外と多いことに気づかされたため、もちろん、この地図を頼りにしなくても、「見つけたら利用してみる」スタンスで取り組むこともできます。
「節約の達人」としては高めの商品と交換したい…
ここで、節約の達人とも言われる筆者。自販機のドリンクに注目します。全商品を見ても、140円商品から180円商品まであることがおわかりでしょう。
数多くの組み合わせがありますが、3本無料ということは
一番安い組み合わせだと……140円商品×3本 420円
一番高い組み合わせだと……180円商品×3本 540円
120円の差があることがわかります。
もちろん、好きな組み合わせを選ぶのがよいと言えるものの、高めの商品を選ぶことで合計金額も高くなるというわけです。
そこで、今回は170円相当の商品3本(京都レモネード2本とアップルサイダー1本)を選択。つまり、合計すると510円相当分の組み合わせとなりました。もしかすると、自販機によってはもっと値段の高い商品があるかもしれないので、組み合わせは各自、考えてみてください。この場合、家族は140円商品を選びたがっても、ここは160円や170円商品にできるだけ自然に誘導するのが節約道としては正解といえることでしょう。とはいえ、家族が飲むことを考えてコーヒーよりもジュースを選びました。
また、3本無料のドリンクをもらった後も、このジハンピはポイ活しやすく、利用するたびに共通ポイントも貯まります。貯まるのは楽天ポイント、dポイント、Vポイント、Pontaポイント、WAON POINT。1購買につき1ポイントが貯まるため、外出時につい自販機を使ってしまうなら、都度、ポイントも着実に貯めていきましょう。
文/谷口久美子