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市場規模は3000億円超!新型機登場でクレーンゲームに第4次ブーム到来か?

2025.05.22

 1960年代に海外から日本に上陸したクレーンゲーム。2回のブームの後、2010年代からはアニメ文化が盛り上がり、フィギュア景品の人気がけん引する第3次ブームが長らく続いていた。

業界が熱視線を送るのが「台湾式クレーンゲーム」とは?

 そして今、様々な新型機が登場し、家族層や子どもなど、さらに大衆を取り込む第4次ブームへと変化しつつあるという。日本アミューズメント産業協会によれば、その市場規模はなんと3000億円超。背景には業界を取り巻く昨今の情勢が関係していると、日本クレーンゲーム協会の五十嵐直也さんは分析する。

「これまで『クレーンゲームの初心者離れ』が続いていました。国産クレーンゲーム筐体は技術介入度が高く、ライト層には難しく感じられていたのです」

 そんな状況を打破する新たなトレンドとして、業界が熱視線を送るのが「台湾式クレーンゲーム」だ。特徴は景品を掴んだ後、壁に向かって投げる点にある。

「従来機に比べて偶然性が高く、うまい下手を気にせず遊べるので初心者も楽しめます。2024年に日本で本格導入されて以降、各ゲームセンターがこぞって設置し、専門店が作られる動きもあります」

 また家族需要が高まり、子どもでも取りやすい小型の景品が増加。それに伴い、筐体も小型化の傾向を強めている。

「取れる楽しさを知ってもらうことが重視されています。小型の筐体は狭い空間で設置しやすく、コンビニでの導入が進んでいます」

 一方で、景品補充や機器設定を管理する人員の不足という運営上の課題も浮き彫りになってきた。

「景品を自動補充するマーベラスの最新機種『TRY CATCH』は、その解決策のひとつといえるでしょう」

 社会情勢を反映する形での機種の進化と多様化は、今後も続きそうだ。クレーンゲーム、遊びたいけど難しそう……と敬遠していた人も、これら新型機に挑戦してみては?

【1】海外からの輸入

台湾式クレーンゲーム

初心者でも楽しめる!今年のトレンドは台湾式クレーンゲーム

台湾で話題のクレーンゲームは、3本爪のアームが景品を掴んだ後、思い切り壁へ投げつける。投げた景品が跳ね返ることで思わぬビギナーズラックが狙いやすい。ラウンドワンが700台の導入を発表するなど遊べる店舗が急増中だ!

〈遊び方〉

掴む[1]掴む
従来のクレーンゲームと異なり、アームが斜めになっている。落下地点をうまく見極めてアームを移動させよう。

投げる[2]投げる
アームが商品を掴み、上昇後、奥の壁に向かって商品を投げつける。そのため、落下口に近い景品が取りやすいとは限らないのだ。

跳ねて落ちる[3]跳ねて落ちる
奥に投げつけられた景品は跳ね返ったり落ちたりする。その際、他の景品を巻き込めると、獲得のチャンスは大きくなるかも?

五十嵐直也さん日本クレーンゲーム協会
クレーンゲームの達人
五十嵐直也さん

〈達人の一言アドバイス〉ぶつける先の状況を確認!
崩れやすい場所を狙い、投げた景品と一緒に落とすのがセオリーです。投げた先の軌道をうまく計算しながらアームを動かすと確率アップ!

【2】コンビニ展開

ローソン

ローソンが観光地を中心にクレーンゲームを1000店舗へ導入

ローソンでは2024年から本格的に小型筐体の店舗導入を開始し、25年2月末現在、827店舗に展開中だ。「特に外国人観光客に好評で、観光地を中心に好調です。25年度中に1000店舗への拡大を目指しています」(ローソン 山口ゆみさん)

【3】業界課題の解消

自動補充型の最新機種『TRY CATCH』が低コスト運用を実現

マーベラスの新型機に自動補充機能が実装された。「4つまで自動補充棚にストックできるので、すべて獲得されるまで補充の必要がなく、また省スペース化にも成功しています」(マーベラス 駒形直規さん)

景品が獲得されたら上から落ちて自動で補充

TRY CATCH©せなけいこ/ポプラ社

取材・文/桑元康平=すいのこ 撮影/江藤大作 編集/井田愛莉寿

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