
アントインターナショナルは、同社が運営するデジタル決済サービス「Alipay+」と提携するEウォレットの消費データによる最新トレンドを発表した。
2025年ゴールデンウイークのコア期間中(5月1日~5月5日)(以下「GW期間中」)、訪日外国人旅行者による消費は前年を大きく上回り、日本は総決済額においてAlipay+を利用する旅行者の人気渡航先で第2位となった。
Alipay+利用者の国・地域別決済額ランキングによると、GW期間中の人気渡航先は、香港特別行政区、日本、マカオ特別行政区、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、フランス、カナダ、イタリアの順になっている。
訪日外国人旅行者の消費動向、日本各地で力強い伸び
また、百貨店や家電量販店など多様な店舗で活発な消費が見られ、都市部のみならず地方においても訪日外国人旅行者の購買行動の増加が確認された。
アントインターナショナルの統計によると、GW期間中における外国人旅行者による日本の地方でのAlipay+決済額は、前年同期間比で顕著に伸びたという。
特に以下の県で顕著な増加を示しており、なかでも福井県、和歌山県、群馬県では100%を超える伸びを記録した。
・福井県
・和歌山県
・群馬県
・鹿児島県
・香川県
・長野県
・岩手県
・熊本県
・滋賀県
・青森県
■デジタル決済で広がる旅行者の現地体験
Alipay+は、定期的に加盟店と協力して共同キャンペーンを実施している。今年のゴールデンウイーク期間中も、旅行者向けのキャンペーンが行なわれ、日本では百貨店、家電量販店、空港免税店など計35のブランドがこのキャンペーンに参加した。
訪日外国人旅行者の間では、日本でよりパーソナライズされた、現地ならではの体験を求める傾向が一層強まっている。ゴールデンウイークの期間中、消費カテゴリーの中で「小売」が最も多くの支出を占め、特に百貨店や家電量販店での需要が高まった。
また、シェアサイクルの利用など、新たな消費トレンドも見られている。
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構成/清水眞希