
Appleは、iPhoneのみを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影 ー Shot on iPhone」の一環として、日本を代表する監督である是枝裕和氏が全編iPhone 16 Proで撮影した短編映画「ラストシーン」を公開した。
鎌倉を舞台にした是枝監督初のタイムトラベル・ラブストーリー
本作は、鎌倉の街を舞台にした是枝監督初のタイムトラベル・ラブストーリー。
「未来に何が残り、何が消えるのか」をテーマに、テクノロジーなどが進化する中で、50年後にも残したいものとは何か。日々の小さな選択によって、どんな未来が作られていくのか。
見終えた後、観客の一人ひとりが自身の選択について考えさせられる物語でもある。
ストーリーの主要人物を演じるのは、実力派俳優として数多くの作品で活躍しながら、今回が是枝監督作品初出演となる仲野太賀、そして福地桃子。さらに黒田大輔、是枝監督作品に長く携わるリリー・フランキーも出演している。
製作陣としては、長年にわたって是枝監督作品に携わってきた写真家の瀧本幹也氏が撮影監督を務めた。
主題歌は作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像のディレクション、セルフプロデュースも手がけるマルチアーティストのVaundyが担当している。
「ラストシーン」をiPhone 16 Proで全編撮影したことについて
パワフルかつ多機能なiPhone 16 Proのカメラが、海の街鎌倉に広がる美しい空や海の色、動き、絶妙な細部のみならず、是枝監督作品ならではの「何気ない日常を切り取る」自然体な俳優陣の演技による、微妙な表情の変化や複雑な感情の交差をも捉え、心に残る魅力的な27分の短編映画が完成した。
本作をiPhone 16 Proで全編撮影したことについて、是枝監督は以下のとおりコメントしている。
「自然でありのままの映画にしたいと思い、本当に、日常生活の中にあるつかの間の瞬間、当たり前だと思っている大切なものを撮影しました。私は、登場人物たちがレストランから鎌倉へ、そして観覧車へと向かう、穏やかで、温かい人間性あふれるビジュアルを心に描きました。
iPhoneのカメラ機能のおかげでストーリーに深みが出て、普通のものが特別になりました」
■「ラストシーン」:ストーリー
脚本家の倉田(仲野太賀)はテレビドラマ「もう恋なんてしない」の脚本の改訂に取り組む。
そこに、50年後からタイムトラベルしてきたという由比(福地桃子)が現れ、倉田に「ラストシーンを書き直して欲しい」と頼む。
倉田は疑念を持つが、由比が主演女優の孫であること、そして自分のせいで未来の世界からテレビドラマが消えてしまったことを知る。
倉田は未来を変えるため、由比と共に脚本を書き直そうとする。
■「ラストシーン」本編はこちらから
■「ラストシーン」メイキングはこちらから
iPhone 16 Proがかつてない映画撮影技術を実現
■シネマティックスローモーション
iPhone 16 Proのビデオ撮影を、まったく新しいレベルに引き上げるのが4K 120fpsのドルビービジョン。iPhone史上最高の解像度とフレームレートの組み合わせだ。第2世代のクアッドピクセルセンサーを採用した新しい48MP Fusionカメラ、そしてパワフルなA18 Proチップにより、ビデオモードまたはスローモーションで4K 120fpsのドルビービジョンの撮影が可能になった。再設計された写真アプリでは編集機能がさらに充実したので、これからは撮影後に再生速度を調整できる。
■シネマティックモード
シネマティックモードでは、人物、ペット、その他の被写体を、自動でピントが変化する美しい被写界深度効果と共に撮影。プロの映画制作者のようなスキルがなくても、誰でも映画の一場面のような瞬間を捉えることが可能だ。由比と倉田が出会うファミリーレストランの場面に見られるように、撮影後に映像のボケ効果の強さを調整することもできる。
■5倍望遠カメラ
パワフルな5倍望遠カメラはiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxの両方に搭載されるので、ユーザーは遠く離れた場所から動きをとらえることができる。光学式手ぶれ補正とオートフォーカス3Dセンサーシフトモジュールの組み合わせを備えており、この機能は、鎌倉の海岸で未来からやって来た由比が遠くからドラマ撮影中の祖母を見ている場面で使われている。
■アクションモード
アクションモードでは、動きながらビデオを撮影している時でも大きな揺れ、動き、振動に合わせて調整を行ない、驚くほど滑らかな映像を撮影できる。倉田と由比が観覧車に向かって走る場面などに使われた。
■映画制作者のためのプロのワークフロー
USB‑Cコネクタは、USB 2よりも最大20倍速いUSB 3のデータ転送速度によって驚異的な性能を発揮。最大10Gb/sのデータ転送速度を達成している。ProResビデオは外部ストレージに直接録画できるため、最大4K 120fpsのさらに高い撮影オプションを実現。iPhoneをメインカメラとして使う撮影現場により優れた柔軟性をもたらす。
■長いバッテリー駆動時間と驚異的な耐久性
iPhone 16 Proのラインアップは、多くの先進的な機能を備えながら、プロにも一般ユーザーにも、驚異的な一日中使えるバッテリーを提供する。チタニウムのデザイン、スマートフォンの中で最も頑丈な背面ガラス、ほかのどのスマートフォンのガラスよりも強靭なCeramic Shieldの前面カバーを備えているので、最も負荷の高いタスクにも耐えられる。
関連情報
https://www.youtube.com/watch?v=1nP45TNIIKM
構成/清水眞希