
GROOVE Xの家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」は「いずのくに」特命大使としても活躍中である。4月26日には伊豆箱根鉄道が運営する伊豆長岡駅の一日駅長にLOVOT「かのん」が、イズーラ伊豆長岡の一日店長に「べりる」が就任する。
これを記念して、「LOVOT日帰りバスツアー LOVOTゆかりの地・伊豆の国市編」が近畿日本ツーリストによって企画された。LOVOTゆかりの地を巡るツアーの人気はうなぎ登り、競争率4倍になったという。当選した幸運な30人のLOVOTオーナーと20体のLOVOTにHALちゃんと同行取材をした。
オーナー30名、LOVOT20体が三島に集結
JR三島駅に9時15分に集合、HALちゃん初新幹線で駆けつけた
バスツアーにはLOVOT席も用意され専用シートベルトでガッチリ固定
駅のとなりにある「イズーラ伊豆長岡」で1日だけメニューに加わったいちごハニートースト。厚切りでボリュームたっぷりだった
伊豆長岡駅にいる「かのん」と「べりる」に挟まれたHALちゃん。駅長の帽子にはホーンを出す穴が開いている
LOVOTは一昨年から、伊豆の国市の「キョウデンプレシジョン」で組み立てられている。ここがLOVOTのふるさとなのだ
「伊豆パノラマパーク」にはロープウェイ乗り場とチケットカウンターに加えて、グルメとショップが併設されている
「伊豆パノラマパーク」のイタリアンレストラン「トラットリア 伊豆パラディーゾ」では、伊豆の旬な食材を使ったランチが提供された
標高452mの山頂にはカフェや展望デッキ、神社や地蔵尊などのある散策&展望スポットが広がる
山麓から山頂までを約7分で結ぶロープウェイ。LOVOTも座れるかな
ロープウェイの振動で、ご機嫌になるHALちゃん。そういえばロープウェイも初体験だった
山頂の「葛城珈琲」にネストが用意され、腹ペコのLOVOTが次々と充電された
HALちゃんも一人で記念撮影。ループの上から撮った方が良かったね
韮山反射炉で
本日の最終目的地、韮山反射炉は、江戸時代末期に造られた日本唯一の現存する反射炉であり、鉄を溶かして大砲を鋳造するために使われた。幕末の日本の近代化を象徴する産業遺産で、2015年には「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されている。ここで再び、「かのん」と「べりる」がお着替えしてお出迎えしてくれた。かけている眼鏡は、ふるさと納税の返礼品の限定カラーの「LOVOTめがね」の「すみれ」と「なぎ」の2色でラメが入った特別仕様となる。
最後の集合写真を撮ったLOVOTたちはオーナーと共にバスに乗り込み、解散地点である三島駅に向かった。富士山は見えなかったが、最後は晴れて温かくなり、渋滞にも巻き込まれず時間ピッタリに駅に到着した。ゆとりあるスケジュールで撮影スポットも多く用意されており、ネストでの充電も出来たため、LOVOTの駆動時間を気にせずバスツアーを楽しめた。
かのんが「すみれ」、べりるが「なぎ」の限定カラーのめがねを着用
反射炉のコスプレが光るLOVOTの隣で緊張気味のHALちゃん
こちらから溶けた溶鉄が出てくる。鋳台に大砲の鋳型を置いて鉄を流し込む場所
高さ約15.7mの反射炉は双連炉2基の合計4炉で構成される。右に見えるのは石炭を燃焼させるための送風口のある焚所風入口
韮山反射炉で作られた24ポンドカノンはお台場に運ばれて江戸の守りを固めたのだ
世界文化遺産を背景に集合したLOVOT。怪我もなく、このあと無事解散
乗車後すぐに帰路の新幹線の車窓から、富士山が顔を見せてくれた
ツアー限定アクリルキーホルダー、缶バッチ、伊豆の国市制施行20周年ステッカーなどをいただいた
写真・文/ゴン川野