
iPhoneをもっと便利に使える裏ワザをご存じでしょうか? それは「VoiceOver」機能です。自動で文字や内容を読み上げてくれるので、画面を見ずに操作する際や、老眼で画面が見づらい方にも便利。ぜひ試してみてください。
目次
iPhoneには、画面の内容を読み上げる機能や入力した内容を読んでくれる、「VoiceOver」機能があります。
画面を見ずに操作しなければならないケースや、老眼などで画面が見づらい方にも便利です。
今回は設定方法などをご紹介。この裏ワザ、使わないと損ですよ!
画面の内容を読み上げるiPhoneの「VoiceOver」
iPhoneには、Webページやアプリ内の画像と画面要素の説明を聞いたり、マップでのナビなどを可能にする「VoiceOver」という機能があります。
画面に触れるか、指でドラッグすると、アイコンやテキストなど、指の下にある項目などを、iPhoneが読み上げてくれます。
■VoiceOverをオン/オフ切り替える
設定から「アクセシビリティ」を開いて、「VoiceOver」を選びます。
こちらでオン/オフの設定ができます。
以上で設定完了と簡単です。
コントロールセンターに追加した場合はコントロールセンターから。ショートカットを設定している場合は、ショートカットを使います。
また、Siriに「VoiceOverをオンにして」または「VoiceOverをオフにして」と言って操作をすることもできます。
■音量や音声を変更するときの設定
読み上げの音量は、iPhoneの音量ボタンにて行います。
また、言語はiPhone用に設定された言語と同じものが使われます。別の言語を使用したい場合は、「設定」→「一般」→「言語の地域」と選択したあと、「言語を追加」で可能です。
VoiceOverがオフになっていても使える読み上げ機能
VoiceOverがオフでも、画面上のテキストを読むことができます。設定方法は以下の通りです。
■画面上のテキストを読み上げる
1:「設定」から「アクセシビリティ」を選んで、「読み上げコンテンツ」を選択します。
2:以下のいずれかをオンにします。
・選択項目の読み上げ
・画面の読み上げ
・「タイプ入力フィードバック」のオプション
3:最後に以下の操作を行います。
「選択項目の読み上げ」をオンにした場合
読み上げるテキストを選択後、「読み上げ」をタップ。
「画面の読み上げ」をオンにした場合
画面の上部から2本指で下にスワイプすると、「読み上げコントローラ」が表示され、画面を読み上げます。
コントローラを使うと、読み上げの一時停止や速度調整、聞きたいコンテンツまで進んだり戻ったり、「タッチで読み上げ」(iPhoneで読み上げたいテキストをタップ)が利用可能です。
「タイプ入力フィードバック」のオプションをオンにした場合
入力を始めると、読み上げしてくれます。
【参考】iPhoneで画面や選択テキストを読み上げる/入力フィードバックを返す
入力した内容を読み上げてくれる「読み上げコンテンツ」
iPhoneには、画面内容を読み上げるだけではなく、入力した内容を読み上げてくれる機能もあります。
上述「『タイプ入力フィードバック』のオプションをオンにした場合」で軽く触れましたが、ここで詳しくご紹介します。
■使い方
1:設定を開いて、「アクセシビリティ」を選択。「読み上げコンテンツ」をタップ
2:「タイプ入力フィードバック」を選んだあと、以下1.〜5.いずれかをオンにして利用します。
1.文字
文字入力のとき、入力したそばから内容が読み上げられます。
2.文字発音
文字の発音の仕方を、音声で教えてくれます。
3.単語を読み上げる
入力した単語全体を読み上げてくれます。
4.自動テキスト読み上げ
自動修正や自動大文字変換が表示された場合、読み上げてくれます。
5.押さえて予測変換を読み上げる
単語を押さえたままにすると、入力した時に予測変換を開けます。
【参考】iPhone、iPad、iPod touch で入力フィードバック機能を使う
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※データは2025年4月上旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ