
クレカやスマホ決済以外にも、お得にポイントを貯める手段はたくさん。「これら全てを実践すれば、23.5%のポイントバックがもらえます」という秘技を、2024年に年間40万ポイント貯めたポイ活の達人が伝授する!
株主優待×ポイ活ライター 谷口久美子さん
日々の節約やポイ活、株主優待を研究する〝節約生活のスペシャリスト〟。2024年には、5大共通ポイントで合計40万9151ポイントを獲得した。
株主優待でポイントがもらえる銘柄を保有しよう!
一定数以上の株を保有する株主に対して商品やサービスを贈る株主優待の中には、ポイントが特典となっている企業もある。例えばポートでは、100株以上を3か月以上継続保有することで、dポイントを含む5000円分(年間1万円分)のデジタルギフトがもらえる。新NISAの成長投資枠で購入すれば非課税になるため、さらにお得!
〈谷口さん’s ADVICE〉マネックスグループを1株買うだけでポイントが!
ポートやTOKAIホールディングスの株主優待を受けるとなると、それなりの元手が必要。でもマネックスグループなら1株買うだけで年間100ポイントもらえるので、初心者にもオススメです!
東京都の公式アプリ「東京アプリ」はポイ活の穴場!
東京都が2025年2月に提供を始めた公式アプリ「東京アプリ」では、掲載された都主催のイベントやキャンペーンに参加すると『東京ポイント』が付与される。獲得したポイントはdポイントとau PAY残高に交換できる。25年秋にはマイナンバーとの連携が始まり、7000円分のポイント付与キャンペーンが実施される予定だ。
画面上部には貯めたポイントが表示され、ポイントや各種自治体施設のチケットに交換できる。現在はまだキャンペーン数が少ないが、今後アンケートやボランティア活動など幅広く展開する予定だ。
詳細画面では各種情報を確認できる。コードを読み込み、各種条件を達成すればポイントが付与される。
〈谷口さん’s ADVICE〉家族で参加すると効率UP!
1回キャンペーンに参加して500ポイント、年4回で2000ポイントゲットはかなりお得。家族みんなで参加すれば、より効率的です。都民以外も対象なので、出張や旅行の際は活用してみてください。
他社ポイントをおトクに交換!「dポイント増量キャンペーン」を駆使しよう!
dポイントでは年に数回、他社のポイントをdポイントに交換する際、10%分ポイントを増量するキャンペーンを実施している。対象となるポイントは幅広く、JALマイルも対象だ。2025年2月から3月に実施されたキャンペーンでは、抽選で10人に1人、追加で10%分ポイントが付与された。ポイント付与率はキャンペーンごとに変動があるため、公式サイトをチェックしよう。
〈谷口さん’s ADVICE〉ポイントの整理整頓に最適!
ポイントをdポイントにするだけで10%増えるのはお手軽だし高効率です。使いにくいポイントを集めて5000ポイントになれば、追加で500~1000ポイントも獲得できちゃいます。
ポイント投資はdポイント×マネックス証券が熱い
ポイントを現金換算して投資商品を購入するポイント投資は、各証券会社でサービス展開を強めている。中でも注目なのがマネックス証券だ。他社は期間限定ポイントが使えないなど制約がある一方、マネックス証券は全てのdポイントを使用できる。HACK3で紹介した「dポイント増量キャンペーン」を活用し、dポイントに集約して運用するのが最も効率的といえるだろう。
※現物取引に限るなど各社購入銘柄・方法に条件あり。詳しくは各社ホームページ参照。
〈谷口さん’s ADVICE〉ポイント複利を狙おう!
HACK1で紹介した「株主優待でポイントをもらえる銘柄」を投資で購入し、特典のポイントをdポイントに変換、再びポイント投資に充てるという「ポイント複利」の運用を実践しています。
Oliveに毎月3万円入金するだけでVポイントが年間2400ポイント貯まる!
三井住友銀行の金融管理サービス「Olive」では、給与受取口座をOliveにした上で2つの条件をクリアするとVポイントを毎月200ポイント、年間2400ポイント受け取れる「給与受取特典」がある。他行の自分の口座や家族からの振込も対象なので、給与振込以外の方法でも条件は達成可能だ。ただし設定開始後最初の1か月目はポイントが加算されないので注意。
〈谷口さん’s ADVICE〉定額自動入金がオススメ!
手動振込だとつい忘れて連続振込の条件未達になるおそれがあります。私は定額自動入金にして、毎月自動で3万円を振り込まれるようにしています。
取材・文/桑元康平=すいのこ 編集/千葉康永