
ポイ活といえば、クレカと並んで欠かせないのがスマホ決済サービスだ。選ぶ際には、還元率だけでなく使い道やお手軽さも基準にしたいところ。これらの観点から、大手4社の特徴を整理した。
「ネットショップ向き」や「リアル店舗向き」はどれ?
戦略的ポイ活を充実させる上で、スマホ決済は欠かせない。クレカと同じく、正しく選べば効率よくポイントを貯められる。
井上ポイントさんがオススメするのが、「利用する場面の多さで選ぶ」という決め方だ。
「スマホ決済を使うのは、実店舗かネットショップのいずれか。どちらの利用頻度が多いかを基準にするのが良いでしょう」
実店舗での買い物が多い人なら、加盟店の多いPayPayやd払いを選びたい。特にPayPayはクーポンなど実店舗向けの施策が多く扱いやすい。auユーザーならau PAYを使うのも手だ。
一方、ネットショッピングが多い人は楽天ペイが向いている。お買い物マラソンのようなイベントが多く、楽天経済圏を組み合わせれば効率よくポイ活できる。
最近では各地で地域ペイが誕生し、お得なキャンペーンを展開しているものもある。自分のペースで無理なく続けられるサービスを見定め、効率のよいポイ活ライフを楽しもう。
ラクして貯める?調べて最大効率?
ポイ活を始めるなら、手軽さ重視か効率優先か、方針を決めておくのがポイントだ。手軽に貯めたいなら、使える店舗が多いPayPayやd払いがおすすめ。楽天ペイはキャンペーンを活用すれば効率よくポイントが貯まる。また、d払いやau PAYはキャリアユーザー向けの特典が多い。中でもau PAYは、ゴールドカードを使い条件を達成すれば最大5.0%還元が狙える。
井上ポイントさんオススメ!
クレカとスマホ決済は紐づけてこそ高効率!
どこも自社サービスで完結してほしいと思っているので、クレカとスマホ決済の紐づけが一番お得になるように設定されています。その動線もしっかり敷かれているので、設定も手軽。やらなきゃ絶対損です!
PayPay
加盟店が多く全国どこでも使えて最大7.0%が狙える
店舗決済では最大2.0%付与ながらも、加盟店が多く使えるシーンが他より多いのが強み。一方PayPayステップ(※)の達成は難度が高いので、PayPayカードゴールドの紐づけによる1.5%還元狙いもアリ。
※「200円以上の支払いを30回」「合計支払い金額10万円」の両方を前月に達成すること。
【その他活用術 1】取得するだけでOKのPayPayクーポンが便利
ホーム画面の「クーポン」を選択するとクーポン一覧が表示される。欲しいクーポンを選択すれば、支払い時に自動でクーポン分のポイント付与といった特典が得られる。現在地からの距離順にソートされたリストもあり便利。
【その他活用術 2】Yahoo!ショッピングの買い物で最大7.0%還元!
ヤフーショッピングでは、通常のストアポイントとして1.0%が付与される。さらにPayPayクレジットでの支払いなら1.0%、PayPay残高なら0.5%加算される。ここにLINE連携を組み合わせると、PayPayクレジットなら3.0%、PayPay残高なら3.5%が加わり、合計5.0%のポイント付与が受けられる。さらに月額508円のLYPプレミアムに登録すれば2.0%上乗せされ、7.0%のポイント付与となる。
※PayPayポイントは、PayPay公式ストア、PayPayカード公式ストアでも利用可能。出金・譲渡不可。
※PayPayポイント(期間限定)とは、LINEヤフーグループの一部サービス・キャンペーンで貯めて使える「サービス」と「有効期限」が限定されたポイントを指す。
d払い
ドコモユーザーなら最大4.0%!独自のタッチ決済も魅力
ドコモが提供するd払いはドコモユーザーとの相性が抜群。dカードとdポイントカードを使えば3重取りできる上、dポイントクラブに加入していれば0.1〜1.0%が加算され、最大4.0%のポイント還元が受けられる。
【その他活用術 1】d払いでネットショッピングするならd曜日を狙おう
毎週金曜・土曜の「d曜日」では、ネットショッピングでd払い決済すると最大4.0%還元される。対象はAmazonやユニクロなど2000店舗以上。さらにd払いアプリ内のネットショッピングを利用すると、抽選で最大20.0%が加算される。
【その他活用術 2】ahamo、eximoのポイ活プランで10%還元!
スマホの通信料が多い人にオススメなのがahamoとeximoのポイ活プランだ。プラン加入中、d払いでのポイント還元率が10.0%加算される。ちなみに利用可能通信量はそれぞれ110GBと無制限となっている。
タッチ決済「d払いタッチ」でより手軽に!
このマークが目印
他のスマホ決済にない特徴が、タッチ決済サービス『d払いタッチ』だ。d払いタッチでも同様にdポイントが還元されるため、スマホを開く手間すら省ける。