昨今の物価上昇に対し、戦略的に家計を防衛するには、〝ポイ活〟が有効打となる。日常消費の中でいかに効率良くポイントを獲得するか。賢者たちの活用術を解説しよう。
ポイ活芸人・井上ポイント流ポイ活の心得と注意点
身のまわりの商品・サービスの多くで値上げラッシュが続いており、物価上昇はとどまるところを知らない。2024年の消費者物価は前年比2%以上上昇し家計の懐を痛める。今後も続く物価上昇を乗り越えるためには、キャッシュレス決済を駆使して手に入れるポイント活用が不可欠だ。
「クレカなどの決済サービスでもらえるポイントの基本還元率だけでは物価上昇分を補えませんが、利用シーンごとに上手に使い分ければ、上昇分を上回るポイント還元は難しくありません」と井上ポイントさんが語るように、ライフスタイルに合わせた決済方法がカギとなる。
「ただし、キャンペーンに目がくらんで、ムダ遣いしてしまうのは御法度。普段の消費の範囲内で、いかにお得にポイントをゲットするかを肝に銘じて、ポイ活しましょう」
今回は、クレカとスマホ、それぞれの決済を活用する賢者たちが、生活スタイルに合わせたポイ活術を披露。次ページから早速見ていこう。
ポイ活芸人 井上ポイントさん
あらゆるアプリやクーポン、キャッシュレス決済を使いこなす、芸能界屈指のポイ活芸人。趣味で年間数十万のポイントを集めながら家計を支えている。
4人に3人がキャッシュレス決済を使う時代に
キャッシュレス派と現金派の比率
今やキャッシュレス利用派は全体の7割を超えた。現金決済よりもポイント還元や割引がある分、「節約になる」との声が多数を占め、全世代的に効率的な買い物を追求していることが分かる。
出典:Visa「キャッシュレス利用実態に関する調査」をもとに編集部作成
ポイントの流通量も増加中!ムダなく効率よく使おう
2028年度までのポイント流通量予測
注1:ポイント発行額ベース
注2:2024年度は見込み値、2025年度以降は予測値
社会で流通するポイントサービスは、2026年には3兆円を超える規模へ。クレジットカード、スマホ決済、電子マネーと、社会のデジタル化と同調するように決済手段がひしめき合い、様々なキャンペーンを展開。今後も顧客獲得のため、各社ポイント還元施策をさらに伸ばすとみられるので、この波を乗りこなしたい。
出典:矢野経済研究所「ポイントサービス市場に関する調査」をもとに編集部作成
これからは【戦略的ポイ活】に切り替えて
最大ポイント還元15%ゲット!
取材・文/久我吉史 撮影/田中麻衣 イラスト/山口絵美(asterisk-agency) 編集/髙栁 惠
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