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結婚相手を選ぶ時に年収を重視する女性の割合、令和〜平成〜昭和でどう変化した?

2025.05.07

結婚生活は様々な経済的負担がかさむもの。そのため、夫と妻でどのようにその負担を分担し、将来に向けて資産を構築していくかが重要となるわけだが、なかなか思うようにいかず、家計に不安を抱えている夫婦も多いに違いない。

では実際のところ、どれくらいの夫婦が家計に不安を抱えているのだろうか?また、そういった不安から逃れるべく、結婚相手を選ぶ段階で相手の「年収」を重視する女性の割合とは?

家計診断・相談サービス『オカネコ』を運営する400Fはこのほど、同サービスのユーザー男女530人を対象に「オカネコ 結婚に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

家計の不安:41.6%が不安。令和婚夫婦が最も高く、過半数が家計に不安

「結婚している」「結婚経験がある」と回答した人への「結婚を計画するにあたり、家計の状況に対して不安はあります/ありましたか?」という質問に、「不安がある/あった」と回答した割合は41.6%、「不安はない/なかった」は37.2%、「考えていない/いなかった」は21.2%という結果になった。

結婚した年号毎にみると昭和婚夫婦では、「不安がある/あった」が40.0%、「不安はない/なかった」が36.0%、「考えていない/いなかった」が24.0%。平成婚夫婦では、「不安がある/あった」が39.6%、「不安はない/なかった」が39.1%、「考えていない/いなかった」が21.3%。令和婚夫婦では、「不安がある/あった」が53.5%、「不安はない/なかった」が30.2%、「考えていない/いなかった」が16.3%という結果となっており、令和婚夫婦の家計の不安割合が最も高く半数を超える結果となった。

共働き増加:令和婚夫婦の86.1%が「共働き」。平成婚夫婦は69.8%、昭和婚夫婦は44.0%と時代とともに増加

「結婚している」「結婚経験がある」と回答した人への「夫婦の働き方(パート・アルバイト含む)について当てはまるものを教えてください」という質問に対して、「共働き」が最も多く65.9%という結果になった。次いで「片働き(妻、専業主婦)」が27.5%、「片働き(夫、専業主夫)」が4.1%と、依然として日本での「専業主夫」家庭は少ないということがわかった。

結婚した年号毎にみると昭和婚夫婦では「共働き」が44.0%、「片働き(妻、専業主婦)」が41.3%、「片働き(夫、専業主夫)」が8.0%。平成婚夫婦では「共働き」が69.8%、「片働き(妻、専業主婦)」が25.7%、「片働き(夫、専業主夫)」が3.0%。令和婚夫婦では「共働き」が86.1%、「片働き(妻、専業主婦)」が11.6%、「片働き(夫、専業主夫)」が2.3%という結果となった。

時代と共に共働き家庭は増加しており、令和婚夫婦においては9割弱もの夫婦が共働きを選択していることから、働き方のスタンダードが大きく変化していることが分かる結果となった。

お財布は別々に:令和婚夫婦の73.0%が財布を別々にしており、昭和婚夫婦との違いが鮮明

「共働き」と回答した人への「お金の管理について当てはまるものを教えてください」という質問に対して「お財布は別々(二人の収入から一定の生活費をそれぞれ出し、残りは個別管理)」は54.0%、「お財布は一緒(二人の収入をすべて一つに合わせて管理している)」は42.2%と、若干「お財布は別々」が多い結果になった。

結婚した年号毎にみると、昭和婚夫婦では「お財布は別々」が45.5%、「お財布は一緒」が54.5%と、「お財布は一緒」の割合がやや高い結果となった。平成婚夫婦では「お財布は別々」が51.1%、「お財布は一緒」が44.7%となり、「お財布は別々」が半数を超えている。

さらに令和婚夫婦では「お財布は別々」が73.0%、「お財布は一緒」が21.6%と、圧倒的に「財布は別々」が多い結果となった。共働き増加による夫婦それぞれの経済的な自立の影響で、お財布事情のスタンダードも大きく変化したことがわかった。

収入重視の傾向:男女共に時代ごとに上昇。結婚市場において「経済的な安定」の重要度増

「結婚相手を選ぶ際に年収を重視します/しましたか?」という質問に対し、男性は「はい」が20.2%、「いいえ」が79.8%と重視しない人が多く、女性は「はい」が59.6%、「いいえ」が40.4%とやや重視している人が多い結果となった。相手への経済的役割への期待は女性のほうが高い傾向にある。

重視している割合(「はい」と回答した人)を結婚した年号毎に比較すると、昭和婚女性は47.4%、平成婚女性は52.0%、令和婚女性は57.9%という結果となり、時代と共に重視度が高くなっていることがわかる。男性においても同様に、昭和婚男性12.5%、平成婚男性15.7%、令和婚男性20.8%と、女性よりはやや控えめではあるものの増加傾向になっていることがわかった。現代の結婚市場において「経済的な安定」の重要度は男女共に増していることを示す結果となった。

子供を持つことに対する家計の不安:令和婚夫婦の58.1%が不安。特に男性の増加傾向が顕著で令和婚男性は昭和婚の男性と比べて2倍以上多い

「お子さんを持つことを考えるうえで、家計の状況に対して不安はあります/ありましたか?」という質問に対し、「不安がある/あった」と回答した人は、男性は47.3%、女性は53.6%という結果となった。

「不安がある/あった」と回答した人を結婚した年号毎に比較すると、昭和婚女性は57.9%、平成婚女性は49.3%、令和婚女性は57.9%という結果となりやや増減はあるものの大きな変化は見られなかった。

一方男性は、昭和婚男性25.0%、平成婚男性44.9%、令和婚男性58.3%と不安視する割合がそれぞれ10%以上も増加しており、昭和と令和では2倍以上も差があることから、女性に比べて増加傾向が顕著に表れる結果となった。

<調査概要>
調査名:オカネコ 結婚に関する意識調査
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2025年2月5日(水)~2025年2月9日(日)
回答者:全国の『オカネコ』ユーザー530人(男性347人、女性183人)
回答者の年齢:20代以下4.7%、30代17.4%、40代27.0%、50代 31.3%、60代以上 19.6%
回答者の世帯年収: 400万円未満26.6%、400万円以上600万円未満20.0%、600万円以上800万円未満15.8%、800万円以上1,000万円未満11.7%、1,000万円以上1,200万円未満8.5%、1,200万円以上8.3%、分からない9.1%

出典元:『オカネコ 結婚に関する意識調査』『家計診断・相談サービス『オカネコ』調べ』

構成/こじへい

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