
ようやく暖かくなり、車でドライブに出かけるなど運転機会も増えそうな季節だが、そんな時こそ意識したいのが交通事故への対応と自動車保険などの万が一の備えだ。フランス発のウェブマーケティング会社セレクトラは、セレクトラ・ジャパンの運営するお金に関する情報を提供するメディア『スマートマネーライフ』で、自動車事故の経験がある全国の男女613名を対象に「自動車事故で悔しかったこと」に関するアンケート調査を実施した。
その中では保険に関する後悔について回答した100名を対象に、「事故と保険」に関する追加調査も行い、事故経験者の考える自動車保険についても分析。これを読んで自動車事故への備えを見直すきっかけにしてもいいかもしれない。
ちなみに3000名のアンケート結果では「自分が運転する車で事故経験のある方」は1223名(40.7%)と全体の4割だった。ここから事故の経験をもとに具体的な後悔や教訓をコメントとして寄せた613名の回答やその内の「自動車保険」に関する後悔に言及した100名に対して、さらに詳しく調査を実施している。
アンケート回答者613名の調査結果を発表!
ここでは自動車事故を経験した回答者から寄せられた「こうしておけばよかった」の声について、1位から6位までをランキング形式で紹介していく。
第1位:運転への意識/37.7%(231名)
1位の意見は、「慎重に運転すべきだった」、「睡眠をしっかり取っておけばよかった」、「自信を持ちすぎていた」など基本的な運転行動の見直しを求める声が圧倒的だった。油断や疲れによる判断ミスへの反省が目立つ結果となった。主なコメントは次のとおり。
「バックの際、後方確認を片側のみ行ってしまった故の事故なので、もう少し思慮深く対応するべきだった」(26歳男性/宮城県)
「慣れている道だからと油断しない」(38歳男性/愛知県)
「夜中に不慣れな道を運転しなければ良かった」(51歳男性/東京都)
「自分の運転を過信しない」(58歳女性/愛知県)
第2位:自動車保険の備え方 25.9%(159名)
2位は、「任意保険には必ず入るべき」、「弁護士費用特約をつけておけばよかった」、「補償内容をもっと手厚くすべきだった」といった声が多く、自動車保険の補償内容をよく理解して契約することの大切さが浮き彫りになったといえる。主なコメントは次のとおり。
「小さいことでも弁護士特約に入ってたら使うべきと思った」(48歳男性/千葉県)
「自損の車両保険に入っておければ良い」(52歳男性/長野県)
「保険の補償内容は自分である程度把握しておいた方がよい」(46歳男性/神奈川県)
第3位:事故後の行動/21.5%(132名)
3位は事故を起こした後の行動に関することだった。特に「解決を急ぎすぎた」、「妥協するべきではなかった」など事故後の判断に関する後悔が多数だった。保険会社に任せる部分と自分が主張すべき部分のバランスが重要といえるだろう。主なコメントは次のとおり。
「事故にあった時の対応方法をもっと知っとくべきだった」(39歳男性/福岡県)
「相手から無理難題を言われたようだが、保険屋にお任せしていたので穏便に済んだ。自分でやろうとしないでよかった」(64歳男性/埼玉県)
「保険会社にお任せせず、しっかりと自分が納得するまで交渉する」(62歳男性/奈良県)
第4位:車の装備/8.6%(53名)
4位の車の装備に関しては、ほとんどがドライブレコーダーに関するものだった。「装着していなかった」、「後方や駐車中の記録ができなかった」など証拠が残せなかったことへの後悔に関するコメントが目立った。
「24時間360度撮影のドラレコを付ければ良かった」(52歳女性/神奈川県)
「ドラレコを監視モードにしておけばよかったと思った」(51歳男性/島根県)
第5位:初動対応の大切さ/5.5%(34名)
5位は、「すぐに警察を呼べばよかった」や「現場写真を撮っておけばよかった」など事故発生直後の対応に関する後悔だった。落ち着いて行動して、関係機関へ速やかに連絡することの重要性が再確認された。
「相手の事情より、さっさと警察呼んでいればよかった」(65歳女性/千葉県)
「車を移動させる前に現場写真を撮っておきたかった」(66歳男性/福島県)