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都道府県別にみる「下水道の異常数」ランキング、マンホールの1位は東京、管きょの1位は?

2025.05.05

ソニー損害保険は、「マンホール」と「管きょ」の異常数を都道府県別で集計した「都道府県別 マンホール・管きょ 異常数マップ」を公開した。

マンホール異常数の1位は東京都、管きょ異常kmの1位は新潟県

今年1月28日に埼玉県で発生したトラック転落事故をはじめ、道路陥没が全国で多発しており、その一因として、マンホール内部や管きょ(水を運搬・供給するための管や水路)のひび割れといった下水道の老朽化や地震による液状化が指摘されている。そこで、ソニー損保では、都道府県ごとにまとめた下水道の異常マップを公開した。

■近年道路陥没が“増加傾向”に、2022年度は1万件以上発生

国土交通省が公開している、最新の道路の陥没発生件数によると、2020年度は9,124件、2021年度は9,967件、そして2022年度は1万548件と陥没発生件数が年々増加の一途を辿っていることが明らかになっている。生活基盤を支える下水道は、目に見えないところで老朽化が進んでおり、予期せぬ道路陥没のリスクの一因となっている。

■「下水道の破損」や「液状化」が道路陥没の一因に

道路陥没の原因の1つとして、「老朽化や異常のある下水道管」が挙げられる。国土交通省の調査(※1)によると、2022年度に発生した道路陥没1万548件のうち、約13%が下水道設備に起因することが明らかになっている。また、同省が公開する同年度のマンホールと管きょの点検結果からは、点検箇所の約1割に異常が確認されている(※2)。

さらに、別の原因として「地震による液状化現象」も挙げられる。液状化現象とは、地震の強い揺れにより、水分を多く含んだ砂地盤において、砂の粒子間の結合が失われ、地盤全体が液体状になる現象で、地盤の支持力が著しく低下し、埋設されたマンホールや下水道管などの構造物が浮き上がったり、傾いたりする力が働き、周辺の道路を陥没させる可能性がある。特に、過去の地震災害では、埋立地や旧河川跡などの軟弱な地盤で液状化による道路の被害が多数報告されている。

■都道府県別 マンホール・管きょ異常数 TOP10

2023年度のマンホールと管きょの点検結果の異常数をランキング化すると、「マンホール異常数 TOP10」では1位東京都(417件)、2位長野県(150件)、3位新潟県(147件)、4位茨城県(129件)、5位群馬県(109件)が上位にランクイン。特に東京都の異常数が際立っており、これは下水道網の規模が非常に大きいことや、地盤沈下の影響等が考えられる。

一方、「管きょ異常km TOP10」についてみると、1位新潟県(15.5km)、2位熊本県(7.2km)、3位鹿児島県(6.9km)、4位栃木県(6.0km)、5位茨城県(5.2km)が上位にランクイン。特に1位の新潟県はマンホール異常数でも3位となっており、背景には地盤の特性やインフラの老朽化・耐震化の課題などがあると考えられる。さらに、過去の地震時には液状化によりマンホールや管きょが大きな被害を受けたことも報告されており、加えて豪雨の影響なども考えられる。

関連情報
https://www.sonysonpo.co.jp/fire/

構成/立原尚子

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