健康意識の高まりや筋トレブームに後押しされるように、拡大するプロテイン市場。今回はその種類から取り入れ方まで、初心者にもわかりやすく解説するとともに、注目商品を編集スタッフが飲み比べ&レコメンド!
教えてくれた人
管理栄養士・パーソナルトレーナー
河村玲子さん
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定トレーナー。管理栄養士として、食事管理と運動を組み合わせたボディメイクを提唱。
健康と筋肉維持のためタンパク質補給はマスト!
プロテインパウダーをはじめとしたタンパク質補助食品がズラリと並ぶ昨今。そもそも、現代人はそんなにタンパク質が不足しているのだろうか?
「実は、厚生労働省の国民健康・栄養調査の平均値を見ると極端に不足してはいないんです。ただ年齢を重ねると、多くの人は活動量が減る上、40〜50代ではホルモンバランスも変わり、筋肉が落ちやすくなります。体重1kgあたり約0.8gが、18歳以上の男女1日あたりのタンパク質摂取量の目安と言われますが、中年層なら体重1kgあたり約1.2gを目標にするのがベター。加えて筋肉を保つため適度な筋トレも行なってほしい」と、管理栄養士兼トレーナーの河村玲子さん。その上で効率的にタンパク質を補えるのがプロテインパウダーだという。
「タンパク質は摂り貯めができないので、1日を通してコンスタントに摂取することが理想。とはいえ、忙しい現代人にとっては、食品で摂取するのは難しいですよね。その点、パウダーならシェイカーと水さえあれば補給できるので効率的なんです」
種類は大きく分けて3つ。牛乳由来のホエイとカゼイン、そして、大豆由来のソイ。さらにホエイはタンパク質の含有量で3種類に分類される(下表参照)。
「筋トレ初心者や健康維持ならホエイのWPC、本気で筋肉をつけたいならWPI、タンパク質以外の健康・美容成分も気になるならソイがおすすめです」
今回はこの3種類からタンパク質量1杯20g以上の商品をガチレビュー。生活習慣や体質に合わせ効率的なタンパク質補給を。
※成分は各メーカーが定める1杯分量に基づきます。価格、フレーバー等は変更になる場合があります。(データは2025年3月31日時点のもの)
※成分は各メーカーが定める1杯分量に基づきます。価格、フレーバー等は変更になる場合があります。(データは2025年3月31日時点のもの)
※公式サイトでの価格、フレーバー。「美味しいイチゴ」は日本限定品。