
「無印良品の家」を展開するMUJI HOUSEは、同社商品である「木の家」において、新たに平屋エディションを開発。2025年4月25日より販売を開始した。
「木の家」の特徴である間仕切りのない開放的な空間、高いメンテナンス性はそのままに、コンパクトな暮らしを求める層に向けた平屋商品となっている。
自然の力で快適に暮らすパッシブデザイン
風や太陽の光、熱などの自然エネルギーを最大限に利用したパッシブデザインを設計に取り入れている。そんな木の家の特徴とも言える大きな窓は、トリプルガラスが標準仕様なので気密性が高く、室内の温度を一定に保ってくれる。
■優れたメンテナンス性
外壁に採用している「ガリバリウム鋼板」は、耐久性が高く、汚れがつきにくくメンテナンス性に優れている。また、地震などの災害にも強いことも特色の一つ。室内には塗装の壁を採用しており、汚れても簡単に塗り直しが可能だ。
■シンプルな作りで間取りを自由に
建築を支えるための壁を最小限に抑え、梁を水平方向に並べたシンプルな構造を採用。設計の自由度が上がるため、狭小地や変形地にも柔軟に対応できるのだ。
内側の壁を最小限にして自由な空間作りを可能に
勾配天井でゆるやかにつながる開放的な一室空間を実現。また、従来の木の家の特色の一つである、自然の力を取り入れた「パッシブデザイン」を取り入れている。
高い天井高を利用したハイサイドライトを設置、庇の位置や大きさを平屋に合わせ最適化することで、風や太陽の光、熱などの自然エネルギーを最大限に利用。快適に賢く暮らすことができる。
また、外周部で構造を固める設計を採用。内側の壁を最小限にすることで自由な空間作りを可能にした。
外装材にはメンテナンス性を重視し、従来の木の家同様ガルバリウム鋼板を採用。テラスは犬走りを標準仕様としている(オプションで外部ステップ・ウッドデッキを選択可)。
■収納部や部屋を仕切るワイヤーカーテンの提案
コンパクトでも快適に広々と過ごせるように設備についても様々な仕様を取り入れている。
収納部や部屋を仕切るためのワイヤーカーテンの提案も、その一つ。風や光を通すため、閉鎖的にならず開放的な空間をつくることが可能になるという。
また、オプションとしてLDK周りに無印良品オリジナルのパネルカウンターも用意。無印良品のユニットシェルフが納まる仕様で、収納スペースが増やすことができる。
照明についてもコンパクトな間取りに合わせた明るさ、照明器具のサイズを採用している。
プランの一例
■プラン例 1
コンパクトな空間を広々と使えるプラン。LDKは最小限にしながら、Ⅱ型キッチンの配置など回遊性の高いプランとなっている。また、寝室の仕切りにファブリックを用いることで軽やかに可変できる仕様だ。
・本体工事価格(税込)1814万円 床面積:48.04平方m(14.52坪)
■プラン例 2
敷地形状や駐車場の場所など、状況に合わせて設計できる変形プラン。
・本体工事価格(税込)2077万円 床面積:62.93平方m(19.03坪)
関連情報
https://www.muji.net/ie/modelhouse/theme/raijyo_250418.html
構成/清水眞希