
中国・深圳に本社を置くUNICE Intelligent Medical Shenzhen Co.,Ltd.から、Bluetooth集音器「Cearvol Diamond X1」が発売された。価格は左右ペアで3万7810円(税込)。
最高品質のBluetooth集音器を手頃な価格で提供
一般的な補聴器の平均価格は約10~30万円にもなる。この高額な費用のため、多くの難聴者は少しでもコストを抑えようと考えた結果、Bluetooth接続などの「贅沢な」機能を諦めることも少なくないという。
そこでCearvolは、Bluetoothをコスト削減のツールとして活用することで、価格を数万円単位で大幅に引き下げた。同社では「これまで高額な費用のために補聴器を購入できなかった多くの人々が、高品質な聴覚ケアを手に入れられるようになりました」と説明している。
Bluetooth技術は、デバイス間のワイヤレス接続を可能にし、補聴器業界に革命をもたらした。Bluetooth補聴器を使用すれば、スマートフォン、タブレット、テレビと直接接続でき、よりクリアな会話や音楽・動画の視聴が可能になる。
こうして誕生した「Cearvol Diamond X1」は、オンラインストアであれば3万7810円(ペア)で購入が可能。専門の聴覚クリニックと同レベルのケアも受けられる。
■Bluetooth集音器のコスト削減メリット
これまで、Bluetooth補聴器は高額な診療費や特別な機能によって、価格が非常に高くなっていた。しかし、Cearvolは手頃な価格の充電式集音器を提供することで、こうした余分なコストを削減。
同社ではBluetoothを活用することで、「遠隔調整やカスタマイズが可能になり、従来の補聴器にかかっていた数十万円のコストを削減しました」と述べている。
その結果、片耳あたり最大15万円、両耳で最大約30万円の節約も可能。高齢者に対しても、最先端の技術を手頃な価格で提供する。
またCearvolの充電式Bluetooth集音器は、一晩の充電で一日中使用できる。面倒な電池交換は必要ない。
■Cearvolの補聴器が身近な価格である理由
<製造元のマージンカット>
Cearvolは補聴器の設計から製造まで一貫して行なうため、従来のメーカーが上乗せする数十万円のマージンが発生しない。同社では10年以上にわたり、品質を維持しながらコストを抑えることを使命として取り組んできたという。
<聴覚クリニックのコスト削減>
従来の補聴器は、聴覚クリニックでの調整や診療費がかかり、それが価格にも反映されていた。
一方、CearvolはBluetooth技術を活用することで、遠隔での調整を可能にしているため、クリニックに通う必要がない。同社では診療コストやクリニックの利益分をすべてカットし、その分を顧客に還元していると説明している。
なぜCearvol Diamond X1が最適なBluetooth集音器なのか?
Cearvol Diamond X1は、軽度〜中等度の難聴者向けに設計されており、最先端技術で音声の明瞭度を向上させる。
■「バーチャル聴覚クリニック」プロセスとは?
Cearvolでは高額なクリニックに通うことなく、自宅でプロの聴覚ケアを受けられる「聴力テスト」を導入している。これによりアプリ内で聴力テストを実施して、その結果に基づいた個別調整が可能だという。
また、ユーザー自身の聴力データをアプリにアップロードすることで、個別調整にも対応。従来の補聴器のように、何度も通院して調整する手間が不要となった。
■ソフトウェアの継続的アップデート
Bluetooth技術の最大のメリットは、Cearvolがソフトウェアを遠隔更新できること。新機能が追加された場合、対応製品を別途購入する必要がない。オンラインで最新のアップデートで対応できるからだ。
関連情報
https://www.amazon.co.jp/stores/Cearvol/page/EA8F330D-B9FA-4666-963D-3F41F735A631?ref_=ast_bln
構成/清水眞希