
美味しいビールを心おきなく楽しみたい! 熱々グリル料理を仲間や家族と頬張りたい! そんな「したい!」に応える夏のホットスポットがビアガーデン。中でも高い人気を誇るのがロイヤル&キリンによる神宮外苑「森のビアガーデン」だが、実はこの両社には「EXPO70」に端を発する特別な縁があったのだ!
スペシャルな「40回開催記念プラン」も!
「ビアガーデン」
う~ん、心の底からワクワクする響きだ! 百貨店の屋上やイベントスペースにおける“夏のおなじみ”ビアガーデンが、新型ウイルスによる「待った!」を経ていままた盛り上がりを見せている。ニッポン全国、アッチコッチで、今年もビアガーデンが開かれるが、『@DIME』読者のみなさんは、都心ど真ん中の神宮外苑で開催される「森のビアガーデン」をご存じだろうか。
エントランスには40年の歩みが写真とともに記されアニバーサリーを盛り上げる!
ビアガーデンの立地としては、まずもって最高である。神宮外苑という都心のオアシスであることはもちろん、東西南北どこからのアクセスも良好な東京のヘソ。おまけになんだか神々しい、霊験新たかな心持になりそうだぞ。
「森のビアガーデン」の料理を担うのが「ロイヤルホスト」を運営するロイヤル。そしてビールやアルコール類、ソフトドリンクを担うのがキリンだ。キリンと言えば「一番搾り!」というのは大正解だが、「森のビアガーデン」では一番搾り、ラガー、一番搾り黒生、一番搾りプレミアム、ハートランド、ブラウマイスター、ハイネケンの7種類がセルフタッピングで楽しめるのだから麦酒派天国!「すみませ~ん!」と店員さんを呼ぶことなく、自分でタップに行ってサーブする、それが楽しいし、気分もあがる!
セルフタップで楽しむべし! もちろんビールのほか、サワーやソフトドリンクも飲み放題!
「絶好調の「晴れ風」については缶ビール販売を実施します。野球場のように岡持ちで売り子さんが会場を巡ります!」とはキリン「晴れ風」担当の塩田さん。
「1984年のスタートから今年で40回目(途中1回休催)となる「森のビアガーデン」ですが、今回はアニバーサリーイヤーということもあり、レギュラーコースに加え、スペシャルな「40回開催記念プラン」も用意しました!」と語るのは、ロイヤルコントラクトサービス株式会社で「森のビアガーデン」を担当する“ミスター森のビアガーデン”こと、佐竹隆治さん(写真)だ。
スペシャルとは気になるが、どんなスペシャル感なのでしょう?
「通常2時間飲み放題プラン(大人6000円)では牛カルビ、豚バラ、味付けラム、ソーセージなどの肉類、野菜類、焼きそば、枝豆、フライドポテトなどが食べ放題ですが、1000円足して「40回開催記念プラン」をオーダーいただきますと、エビ(ブラックタイガー)やホタテのシーフードプレートも食べ放題に! 加えてキリンが誇るクラフトビール「スプリングバレーブルワリー」の「豊潤496」「シルクエール 白」「JAPANエール 香」「ジャズベリー」も飲み放題になるのです!」と佐竹さんの鼻息、めちゃくちゃ荒いっす!
1000円プラスするとこちらの「40回開催記念プラン 」に。シーフードプレート食べ放題&スプリングバレーブルワリー4種飲み放題がONで、嬉しすぎっ!
このアピールを聞くだけでも「40回開催記念プラン」を選びたくなるが、特にスプリングバレーブルワリーが飲み放題って、ビールファンのドリームです。メンデルスゾーン流に言えば『真夏の夜の夢』です! 『@DIME』読者諸兄におかれましては、記念プランが吉と存じます。
スペシャルコースで飲み放題となるスプリングバレーブルワリー。(画像はJAPANエール 香)
日本におけるビアガーデンの歴史自体、実はスプリングバレーブルワリーと関係がある。1870年。日本で初めて商業的に成功した醸造所である「スプリングバレーブルワリー」を開業したウィリアム・コープランド氏が、友人知人を私邸の庭に招いて開いたガーデンパーティこそが、ビアガーデンの発祥とされているためだ。
今年も『@DIME』読者のみなさんの地元でビアガーデンが花開くだろう。「今度どう?」と誘い合って美食と美酒といこうじゃないか。そしてもし機会があるのなら、ぜひ「森のビアガーデン」を体験していただきたい。特に今年は第40回ということで、ロイヤルもキリンも「いつもより回っています!」ならぬ「いつもより奮発しています!」なビアガーデンとなること、マチガイナシなのだ。
では最後に、タイトルに記した【55年前の「EXPO70」が恋のなれそめ!? 神宮外苑「森のビアガーデン」を担うロイヤルとキリンの深~い関係。】の回答といこう。
「EXPO70」においてロイヤルグループ前身会社がアメリカ館のステーキハウス運営を受注しているが、この大抜擢とも言うべきプロジェクトを大きくサポートしたのがキリンビールだったのだ! そして「EXPO70」での成功をきっかけとして翌年「ロイヤルホスト一号店」を北九州にオープン。のちの全国展開の礎を築いている。つまりキリンはある意味ロイヤルホストの育ての親であり、確かに両社には深い縁があった……というわけだ。
ん? ということは「森のビアガーデン」は「縁結びのビアガーデン」でもある……かも!?
文/前田賢紀