DIME MAGAZINE
様々なコラボを実現できているのは青山先生のファンサービス精神があってこそ
原作『名探偵コナン』の編集担当者に聞きました。
『週刊少年サンデー』編集部
『名探偵コナン』担当
堂本強介さん
2022年秋から編集担当となり、現在は3年目に当たる。イベントの登壇や地方への取材にも同行し、青山先生をサポートしている。
劇場版の舞台となった地域との取り組みから、テーマパークやランドマーク施設での特別イベントまで、多岐にわたる〝コナン企画〟が進行中だ。それらに発生する監修という仕事を、原作者・青山剛昌先生はどう対処しているのだろうか。
様々なコラボなどにより、年々拡大している〝コナンワールド〟。実現できているのは「原作者・青山先生という存在があってこそ」と、編集担当の堂本強介さんは話す。
「新規描き下ろしのイラストは、青山先生が基本的に全部チェックしています。あくまで僕の印象ですが、監修の際にキャラクターの〝目〟を特に気にしているように思います。ほかには鼻のかたち、髪形のニュアンスや輪郭、体のバランスもご覧になっていますね」
原作の連載を続けながら、監修の仕事にも携わることについて、青山先生は前向きな姿勢だという。
「原作の打ち合わせが終わった後に『これらの監修をお願いできますか？』と相談して、断られることがほぼありません。すごく疲れていらっしゃって『今日はやめておこうかな』と僕らが遠慮しようとしても『いいよ、全部見ちゃうよ。見ておきたいから』と。中には、手直しをするのに1～2時間かかるものも『（監修するのは）結構、楽しいんだよね』と言って対応してくださることもあり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
監修に対しても時間を惜しまないのは、青山先生が何よりもファンサービスを大事にする人だからだと堂本さんは話す。
「漫画も監修も心から楽しんで取り組まれる尋常じゃないバイタリティーは、ファンに喜んでもらいたいという思いがあって、生まれているんだと思います。ファンレターは全部目を通していますし。大学生時代には仕掛けを入れた本を作られたこともあるそうで『人を喜ばせたい』というのは根っからの性分であり、それが今も変わっていないんだと感じます」
青山先生のココがスゴイ！
漫画とともに監修の仕事についても心から楽しんでいて時間を惜しまない！
常に時代をキャッチアップ！話題のTVドラマのことにも詳しい
ファンを不安にさせないようメッセージを積極的に発信！
青山先生は、TVドラマやゲームなど今話題になっている事柄を自ら率先して楽しんでいて、アンテナを張り続けているそうだ。そのことも含め、堂本さんは日々、青山先生に驚かされているとか。そんな青山先生だからこそ〝コナンワールド〟は今後もさらに広がりつづけるに違いない。
撮影／徳丸正巳（カヤノ寫眞機店）［青山剛昌ふるさと館］、小倉雄一郎［人物］ 取材・文・編集／田尻健二郎 撮影協力「青山剛昌ふるさと館」 ©青山剛昌／小学館
DIME最新号は「名探偵コナン」の大特集、スペシャルコラボ付録は〝長野県警トリオ〟のトリプルジッパーバッグセット
2024年、連載開始から30周年を迎えた「名探偵コナン」。
TVアニメや劇場版も人気を博し、今や国民的な作品となっています。関連イベントや商品も充実し、物語の舞台やUSJでのイベントなど、コラボ企業は多岐にわたり、その集客力はとどまるところを知りません。今回の特集では、そんな広がり続ける〝コナンワールド〟について徹底取材、コナン人気の〝真実〟に迫ります！
※表紙以外は通常版と同じです。
※特別付録「名探偵コナン トリプルジッパーバッグセット」はDIME2025年6・7月合併号通常版・スペシャル版共通です。
【特別付録】
「名探偵コナン」トリプルジッパーバッグセット
劇場版最新作でも大活躍する〝長野県警トリオ〟をあしらったスペシャルコラボ付録を制作！充電ケーブルや筆記具など持ち物の仕分けに便利なサイズ違いの3点セットです。
※通常版・スペシャル版ともに付録は同じです。
※表紙以外のコンテンツ、付録は通常版、スペシャル版で同じ内容になります。
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■DIME SPECIAL1
編集者、声優、地方自治体、コラボ企業に聞くコナン人気の深層とは!?
『名探偵コナン』熱狂の舞台裏
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