
今年4月5日から青山先生原作のTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』と『名探偵コナン』が連続して30分ずつ放送中だ。そんな両作品のコラボの舞台裏を取材した。
『真・侍伝 YAIBA』に続いて『名探偵コナン』が始まる際には青山先生の特製イラストが!
2024年5月。青山先生完全監修のもとで原作『YAIBA』が再アニメ化されると発表になった。その際は、関連キーワードがSNSのトレンド入り! 1993年にTVアニメが放送されていた頃を知る往年のファンは、放送に向けて期待感を大きく膨らませた。
「盛り上がったことは嬉しかったのですが、その熱量を10~20代にどう伝えられるのか。大きな課題を突き付けられた気がしました」
そう話すのは、TVアニメ『名探偵コナン』と新作TVアニメ『真・侍伝 YAIBA』のプロデューサーを務める、読売テレビ アニメーションセンターの吉田剛志さん。
課題を解決する手段のひとつとして行なったのが、TVアニメ『名探偵コナン』とのコラボ企画だ。
「両キャラクターが声の掛け合いをする『コラボ番宣CM』を『名探偵コナン』の放送枠を活用して3週連続で流しました。今年2月8日放送の第1弾に登場したのは、江戸川コナンと鉄刃(くろがね・やいば)の両主人公。いずれも声優・高山みなみさんが演じることもあって、大きな話題を集められました。〝声の掛け合い〟の原稿は、青山先生にも確認していただき、ご意見も反映しています。蘭のセリフの『電柱くらい斬れる?』は、青山先生のアイデアです」
そのような活動も実り、10~20代の熱量も高まったうえで〝1時間枠〟がスタート。〝YAIBA〟から〝コナン〟へと放送が切り替わる〝ブリッジ〟という5秒間に、青山先生描き下ろしのコラボビジュアルを拝めるのも、ファンにはたまらないプレゼントになっている。今後も両作品からどんなコラボが生まれるのか、目が離せない。
おもしろおかしい〝掛け合い〟には青山先生のアイデアも生かされている!
〈コラボ番宣CM 最新版その1〉江戸川 コナン×鉄 刃
〈コラボ番宣CM 最新版その2〉毛利 蘭 × 峰 さやか
〈コラボ番宣CM 最新版その3〉毛利 小五郎 × 鬼丸 猛
©青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
ファンにはたまらない夢の〝青山剛昌アワー〟
読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット
※一部地域を除く
毎週土曜夕方5時30分〜『真・侍伝 YAIBA』
毎週土曜夕方6時〜『名探偵コナン』
『名探偵コナン』の前枠で放送中の『真・侍伝 YAIBA』は、真のサムライを目指し、ジャングルで修行に励んでいた鉄刃が主人公。日本に戻り、父・剣十郎と縁のある峰家に身を寄せることになる。宮本武蔵をはじめ、実在の剣豪がモチーフのキャラクターが登場するのも見どころ。