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知らなきゃ損!口座選びは金利より手数料のコストを省ける銀行が正解

2025.05.01

銀行口座を選ぶとき、あなたは何を基準にしてるだろうか?預金金利?アプリの使いやすさ?

毎月の給与所得をメインに生活をしているなら、もっと手数料をはじめとした“コスト”に注目してみるのはいかがだろうか。

本記事では、2大コストになる振込手数料とATM出金手数料の情報を詳しくまとめた。

預金金利はすずめの涙。振込やATM手数料を減らす方向に

2024年の利上げ前は年0.001%程だった普通預金金利は2025年4月時点で年0.2%~年0.6%程に上昇している。

例えば預金残高が100万円で、普通預金金利が0.2%の場合、付く利息は2,000円(税引前)である。一方、振込やATM手数料は1回あたり100円単位で手数料がかかり、預金残高に対して数%分のマイナス利息が発生していることになる。

つまり、銀行口座利用で如何にコストをかけないかが大事なので、手数料がかからない銀行口座を選んだ方がよい。

現金を使う場面が減ってきているので、振込手数料やATM手数料のコストは、あまり意識する必要ないのでは?と思うかもしれないが、現金でなければならない場面はまだ残っている。

例えば学校関連の集金や、収入印紙の購入をはじめとした官公庁への手数料納付がある。

銀行口座のアプリやキャッシュカード、通帳などの管理をしっかり行なう必要があるが、複数の銀行口座の手数料無料状態を駆使して、いかにコストがゼロにできるか?を考えて口座をもちたい。

主要銀行のATM利用手数料と振込手数料を比較

主な銀行別のATM利用手数料と振込手数料をまとめた。給与振り込みの設定や、グループ会社のクレジットカードなど関連するサービス利用での優遇施策があるので、そのサービスを利用しているならば、利用しない手はない。

優遇施策について、メガバンクのような店舗を構えている大手銀行の場合は、預金残高と同グループが発行するクレジットカード利用、給与や年金受け取りで優遇される傾向にあるが、優遇内容は後段で説明するネット銀行系よりは控えめだ。

ネット銀行のほうはメガバンク系に比べて実店舗がゼロまたは僅少であり管理コストがかからないためか、その分優遇施策に力が入っている。一方、やはり窓口がないためローンなどの相談やキャッシュカード紛失時などの相談がしにくいデメリットもある。

他行宛の振込手数料の無料回数を獲得するには、1回10万円以上の給与・年金受け取りがあれば月3回まで無料にできる三菱UFJ銀行や、Oliveアカウントというクレジットカードや銀行口座などを一元管理できるサービスに登録さえすれば同じく月3回まで無料にできる三井住友銀行の2銀行は、そのハードルが低いといえる。

現金の出し入れに注目するとゆうちょ銀行ATMは、郵便局内に設置されているATMだと手数料が全日無料なので、現金の保管先として扱いやすい。尚、駅やファミリーマートにあるゆうちょ銀行ATMの場合無料となるのは、平日の8:45~18:00と、土曜の9:00~14:00のみとなる。

三菱UFJ銀行の場合、インターネットバンキングサービス「三菱UFJダイレクト」の利用が前提となるが、給与・年金の受け取りがあれば、他行宛振込手数料が3回まで無料になるほかATM時間外手数料無料などの施策がある。

ネット銀行系の手数料比較表

各銀行とも住宅ローンやカードローンの利用有無などで口座保有者のランクが定められている。楽天銀行、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行のように証券口座との連携が優遇条件になる場合もある。

重要なのは、最低ランクでも他行宛振込手数料が無料になる銀行口座は持っておいて損はない点だ。

表で紹介した銀行の中では、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、GMOあおぞらネット銀行、東京スター銀行、SBI新生銀行、SBJ銀行が、最低でも月1回は無料にできる。

東京スター銀行の場合は、振込時に手数料が引き落とされるが翌月第一営業日にキャッシュバックする形式である。

これらの銀行はATM利用も最低月1回は無料になっているので、例えば手元に現金がある状態でメインバンクに入金したいがATM手数料がかかったり近くにATMが無かったりする場合に、近くのコンビニなどから入金し無料回数を使って自分の口座宛に振り込む使い方や、メインで使っている銀行の振込手数料無料回数を使い切った時の予備の振込元口座としての使い方ができる。

ネット銀行系の優遇ステージを享受するのも一手

GMOあおぞらネット銀行の場合、外貨普通預金残高やデビット利用額に応じてステージが上がっていくが、年3,300円のプラチナデビットカード契約をすると最上位ステージ「4テックま君」にできる。

つまり課金でステージをあげて優遇施策を受け取ることができ、同銀行の場合は、デビットカード決済利用時の還元率が1.2%になり他行宛振込手数料も月20回無料にできる。

銀行口座はセキュリティに気を付けつつ複数持ちがオススメ

ひとつの銀行口座だけの利用に固めてしまうと、ATM手数料や振込手数料がかかる場面が多くなりがち。

給与受け取り・クレジットカードの引き落としを設定するメインバンクを定めた上で、できれば優遇施策が最低条件でも1回は振込手数料が無料にできる銀行口座を2~3銀行もっておけば、少しでもコストが安くできる。

本記事の結論としては、メガバンクの口座は、給与受け取りがあるならば三菱UFJ銀行、そうでなければOliveアカウントを登録した三井住友銀行の利用がよいといえる。

これに加えて、ネット銀行系の口座は住信SBIネット銀行、ソニー銀行、GMOあおぞらネット銀行、東京スター銀行、SBI新生銀行、SBJ銀行のいずれかを2銀行ほど選ぶとよい。

口座を持ちすぎてしまうと、管理が煩雑になり、IDパスワード漏洩での乗っ取りなど犯罪被害に巻き込まれる恐れもあるので、セキュリティはしっかり意識した上でコスト削減を目指してもらいたい。

出典:日本銀行 時系列統計データ検索サイト 2022年4月以降の普通預金金利

文/久我吉史

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