DIME MAGAZINE
がん検診を受けたほうがいいことはわかっている……。しかし、忙しさを理由に目を背けている人もいるのではないだろうか。編集部のテラダ（54歳）もその一人。いよいよ身体の悩みが出てきたため、受けることを決意した。
協力してくれた病院はココ！
公益財団法人 ときわ会
常磐病院
［住］福島県いわき市常磐上湯長谷町上ノ台57
泌尿器科、透析医療を中心に乳腺外科、外科、婦人科などの専門診療を提供し、地域医療を支えている。患者に寄り添い、安心と信頼の医療を届けている。
前立腺がん検査
常磐病院 院長
新村 浩明さん
日本泌尿器科学会専門医。最先端の泌尿器、腎不全診療を提供できるよう技術を磨く。
DIME編集部・テラダの悩み
この半年ほど頻尿に悩まされている。ひどい時は一晩で3回もトイレに！ もしや、病気のサイン？
全く怖くない！ハードルが低いPSA検査
「夜中に3回もトイレに？ それは多いですねぇ」と新村先生。悩みを話すなりその反応に「やっぱりおかしいよねぇ」と、これから行なわれる検査への緊張感が高まる。検査について調べた時に出てきた画像では、たしか肛門から超音波検査をするはず恥ずかしい……。「じゃあ先生よろしくお願いします」と意を決してベルトを緩めようとしたところ「では血液検査に」と先生に促された。どうやら血液検査でPSAという値を測るらしい。「血液検査をやり、状況によってはMRIやCTをします。それを受けて、経直腸エコーを行なうんですよ」と新村先生。どうやらスクリーニング検査であれば血液検査でいいという。今回は併せて超音波検査もした結果、問題ナシ！ 頻尿の原因が気になるところだが、前立腺に問題がなさそうで胸をなでおろした。
早期に発見して適切な治療を行なえば治癒が望める！
〝問診〟は正確に答えるべし！病気のヒントが隠されている
医師の質問に対し、気になる身体の症状（私の場合「頻尿」）を伝えた。このほか、別の症状や疑問点があれば忘れずに。「会話から病気への理解が深まりました」（テラダ）
血液検査でPSAの値をチェック
前立腺で作られるタンパク質の一種であるPSA値を調べる検査を行なった。がんや炎症により前立腺組織が壊れることでPSAが血液中にもれるため量が増加する。
検査結果
施設によるが、当日に結果が出ることも。結果は、基準値4.00以下に対し2.75と、幸いにも前立腺がんではないことが判明！
経腹超音波検査で前立腺の様子を確認
今回は念のため超音波検査も。お腹の上から、膀胱を通して前立腺の大きさや形態を調べる検査。前立腺肥大など、ほかに異常がないか確認できる。「パンツを下げるのが恥ずかしかった（汗）」（テラダ）
がんの疑いが出てきたら、確定診断のための検査を実施
肛門から超音波探触子を挿入し、前立腺の大きさや形を画像に映しつつ確認する検査。お腹の上からに比べて画像が鮮明。がんが疑われる場合は、針を刺入し組織を採取することも可能だ。
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