
女子中高生の学生服を中心に、制服の歴史を紹介する『イラストでたどる女子高生制服100年図鑑』が、2025年3月21日より、全国の書店およびインターネット書店で、好評発売中。取り扱い店舗のひとつである三省堂書店の経堂店では、本とともにミニパネルを展示している。
7校のミニパネル化を見るだけで制服の変化がわかる!
本で紹介している中から、都内の学校を中心とする7校分について、A6サイズのミニパネルを製作。本の中で掲載している制服のイラストと簡単な説明文を用いて、各校における制服の特徴が手軽にわかるようになっている。A6ミニパネル化した学校は以下のとおり。
■クラッシックなワンピーススタイルの山脇学園中学校・高等学校
■小振りなセーラー襟が特徴的の女子聖学院中学校高等学校
■千鳥格子の上着がオシャレな聖心女子学院 中等科・高等科
■襟元の白いリボンがポイントの神戸海星女子学院中学校・高等学校
■オリジナルのチェック柄がステキな頌栄女子学院中学校・高等学校
■キャメルのブレザーで有名品川女子学院 中等部・高等部
■森英恵氏がデザインを手がけた中央大学杉並高等学校
戦前に制定された制服を取り上げる第1章から2校。戦後に広がった洋装の多様化を紹介する第2章から2校。ブレザー+チェック柄スカートの始まりについて解説する第3章から2校。ファッションデザイナーが制服のリニューアルに携わった事例などを紹介する第4章から1校という、計7校。ミニパネルを見ているだけでも、制服がどのように変化していったのかが感じ取れるはずだ。詳しくは、三省堂書店の経堂店で本を手に取り、中身をチェックしてほしい。
表紙とカバーをアレンジしたA4パネルも含め展示は同店でしか見られない!
なお、カバーと帯の要素をA4サイズ1枚に落とし込んでデザインしたものも含めて、展示しているパネルは計8種類。本のデザイナーである後藤裕二さんが制作した、ここでしか見られない特注品だ。
ミニパネル展示の実施期間は、レジ横のスペースが4月いっぱい、学習参考書コーナーが5月までの予定とのこと(変更の可能性あり)。同店では、ほかの書籍などに関連する趣向を凝らした展示もある。大型連休の前後も含めて、近くに足を運ぶ機会があれば同店に立ち寄ろう!
三省堂経堂店
東京都世田谷区経堂2-1-33 経堂コルティ2階
https://www.books-sanseido.co.jp/shop/kyodo/
取材・文/田尻健二郎 イラスト/めばち
『イラストでたどる女子高生制服100年図鑑』好評発売中!
大正時代から令和時代まで、100年あまりに及ぶ学生服の変遷をたどる書籍「女子高生制服100年図鑑」が発売中。全国42校を例に挙げながら、イラストおよび写真で紹介している。制服のイラストは、書籍・広告のほか『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』といったアニメのEDイラストなども手がけてきたイラストレーターめばちさんが、計129点を本書のために描き下ろし。めばちさん特有のふんわりとしたやさしいタッチの絵で、制服の歴史をたどるという構成も話題となっている。
学校および制服の選定には、170年の歴史を誇る老舗学生服メーカー菅公学生服に協力を仰ぎ、制服研究の第一人者として知られている森伸之氏による監修のもと、新旧105着の制服を紹介している。
堀口さんが通われていた山脇学園中学校・高等学校の内容も含め、必読の内容だ。
■関連情報
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311585
■公式Instagram
https://www.instagram.com/100years_school_girl_uniform/
【訂正のお詫び】
『イラストでたどる女子高生制服100年図鑑』P127の撮影協力の記述に誤りがありました。正しくは「東京菅公学生服」になります。関係各位にはお詫びするとともに訂正いたします。