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さいたま市民以外はどうでもいい!?「大宮vs浦和」論争をモチーフにしたカードゲームが登場

2025.04.25

「さいたま市民以外にはどうでもいい 戦いの火蓋が切って落とされる」

こんなキャッチコピーを掲げるトレーディングカードゲーム「さいたま伝」が4月25日に発売される。

「さいたま伝」は、大宮と浦和の確執をカードゲーム化。「さいたまの地」を取り合い勝利を目指す対戦型本格トレーディングカードゲームとなっている。スターターキットには構築済みの「大宮」デッキと「浦和」デッキが収録され、購入後すぐに対戦が可能だ。

大宮、浦和の様々な名所がカードになっており、開発には3年の歳月がかかっている。

「大宮・浦和問題」をモチーフにした本格トレーディングカードゲームを開発

企画をしたのは大宮駅前にある商業ビル・アルシェ社長の中島さんだ。

「埼玉には『大宮・浦和問題』という争いがあります。今は合併をして同じ市なのですが、昔から続くマウントの取り合いは今も続いています。この問題に触れることは、両地域に住む人にとってはタブーとされています」

「大宮・浦和問題」あるいは「浦和・大宮問題」(どちらを先に言うかがそもそも論争になる)、これは埼玉の中心地はどちらななのかという論争だ。

「大宮駅は新幹線が止まる」(大宮派)、「昔から県庁所在地があるのは浦和だ」(浦和派)など、地元民に語らせるとマウントの取り合いは収まらない。こうした一種の地元愛をエンタメ化したのがトレーディングカードゲーム『さいたま伝』だ。

「埼玉以外の人にとってはどうでもいい話なのは承知していますが、カードゲームとしては本格的なゲーム内容に仕上げました。実際の浦和や大宮にある名所やプライドを持っている要素をカードにしながらもゲームバランスを調整。カードゲームと陣取りをするボードゲームのような戦略性が楽しめます」

アルシェは大宮の名所や名物をカプセルトイにしたガチャタマシリーズを企画・販売をした実績を持つ。2021年の 「大宮ガチャ」第一弾発売以来、シリーズ販売累計40万個を突破。画像は2024年11月に出た「大宮ガチャ」第6弾

「さいたま伝」の特徴・遊び方

カードの一例。ゲームバランスの調整他、各企業や団体にコンセプトを理解してもらうために3年の時間を要した。

プレイヤーは、カードの効果を発動するためのエネルギー「サイタマナ」をためながら、盤面を展開していく。カード効果には「市民を定住する」などがあり、エリアの占領を進めていく。先に4エリアを確保した方が勝利となる。

(詳しいルール、遊び方は公式サイトを参照してください)

夢は世界大会開催

中島さんは「さいたま伝」の展望について次のように語った。

「有名スポットをカード化する『さいたま伝』ならではの取り組みとして、地元の店舗や人物と協力をして地域のPRに繋げていければと考えています。各スポットでカードを配布すれば街歩きイベントにもなります。

もちろん、トレーディングカードゲームの面白さを追求するために、追加カードや拡張パックの販売も考えています。大宮、浦和にはまだまだカードかできる魅力ある場所もありますし、両者の中立地帯『与野』をどのようにど登場させるのかなど、慎重に進めています」

今後の目標を聞かれる中島さんは「いつか『さいたま伝』の世界大会を開催できれば嬉しいです」と笑顔で話してくれた。

いま多くの企業やIPがトレーディングカードゲーム市場に参入をしている。果たして「さいたま伝」はこのTCG戦国時代を生き残ることはできるだろうか。大宮と浦和は対立している場合ではないだろう。

偏愛伝説カードバトル『さいたま伝』 
■販売日程:2025 年 4 月 25 日(⾦) より順次発売(店舗により発売日は多少異なります)
■販売場所:LOFT 各店、須原屋各店、ハンズ大宮店、ソフマップ大宮店、ソフマップ川越店、HMV 大宮店、amazon
■販売価格:1セット2,300 円(税別)
■販売元:株式会社平和堂
■制作:㈱アルシェ/ PANTS(企画)、内田猿(デザイン)、高橋宗正(撮影)

 

取材・文/峯亮佑

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