
シオノギヘルスケアとピクシーダストテクノロジーズは、世界初(※1)の技術である「ガンマ波サウンド」を搭載したオープンイヤ型イヤホン「kikippaイヤホン」を開発。2025年5月8日より発売を開始する。
※1:入力される音声に含まれる部分信号に40Hzの振幅変調を行なって音声を加工する技術(特許取得済み)
希望小売価格は2万9700円(税込)。2025年4月23日より、先行予約を受け付けている。
kikippaイヤホンについて
AIやデジタル技術の進展により、現代の生活は一層便利になり、日常の判断や操作の多くが自動化・簡略化されつつある。その一方で、こうした利便性の広がりにより、創造性や判断力といった人間固有の力を発揮する機会は減少しているとも言われている。
加えて、高齢化の進行により働く期間が延びるなか、身体の健康に加えて、認知機能や集中力といった「脳の働き」をどう維持していくかが、暮らしや社会との関わりに直結する課題になってきた。
総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」では、インターネットの利用は平日175.2分、休日187.3分に達しており、特に10代と20代の若年層では平日・休日ともに動画投稿・共有サービスの利用時間が100分を超えている。
60代でも平日のインターネットの平均利用時間が2時間を超えるなど世代を問わず1日の時間が、情報コンテンツ消費に充てられる傾向が強まっているようだ。
人間の脳波の1つで、記憶や集中力に関係するとされる脳波「ガンマ波(40Hz前後)」は、加齢などにより弱まることが報告されている(※2)。
※2:Trends in Neurosciences 30, 317-324 (2007)., Clinical Neurophysiology 116, 2719-2733 (2005).
2023年に発売の「kikippaスピーカー」では、テレビ音声をガンマ波と同じ周期で変調して、家庭内などでテレビを見ながら自然な形で「ガンマ波サウンド」を届ける設計を実現した。
今回発売する「kikippaイヤホン」は、さらに利用シーンを拡張。通勤や家事、運動中など個人の行動に寄り添うかたちで、「ガンマ波サウンド」を生活の中で取り入れられる仕様となっている。
同社では「スマートフォンやSNSの普及により、『ながら時間』の多くが情報消費に費やされる現代において、そうした時間に耳から刺激を得るという新しい選択肢が加わることで、生活のなかで自然に脳を鍛える機会を提供します」とコメントしている。
kikippaイヤホンの主な特徴
■世界初の「ガンマ波サウンド搭載」イヤホン
「ガンマ波」と呼ばれる40Hz前後の脳波は、記憶や集中力に関係しており、加齢などにより弱まることが報告されている(※2)。
kikippaイヤホンは、この脳のガンマ波と同じ周期で音楽や番組などを変調して、手軽に脳を鍛えることができる、世界初(※1)のオープンイヤ型イヤホンだ。
普段の生活に「kikippaイヤホン」を取り入れるだけで、勉強や家事、運動中などいつでも、手軽に、かしこく脳を鍛えることができる。また、ガンマ波サウンドモードをオフにすれば、通常のイヤホンとしても利用が可能だ。
■「ながら聴き」に適した、耳をふさがないオープンイヤタイプ
日常をシームレスにつなぐ、オープンイヤスタイルを採用している。耳をふさがないため、イヤホンを着けたままでも環境音や会話も自然にキャッチすることが可能。通勤中や家事をしているときなど、日常のさまざまなシーンで安心して「ながら聴き」を快適に楽しめる。
■先進の音響技術を搭載、心地よい高音質
専用設計の大口径16mmドライバーに異素材を組み合わせたハイブリッド構造のダイヤフラムを採用。量感のある低音域から伸びやかな高音域まで鮮明に再現することで、臨場感あふれるサウンドを実現している。
■kikippa イヤホン専用アプリ
専用アプリでは、導入企業400社以上を超える脳体力トレーナーCogEvoの認知機能チェックツールで脳の状態が確認できる。また、最新の研究結果をもとに、機能のアップデートにも対応。くっきりボイスやガンマ波サウンドの強度変更、ガンマ波サウンドの聴取時間の確認も行なえる。アプリの一部機能は有料。
脳体力トレーナーCogEvo(コグエボ) https://cog-evo.com/about/
■その他の特徴
<快適な着け心地>
独自機構のフレックスイヤーサポートで、装着の安定感と快適さを両立。耳の後ろのラインにフィットする形状で動いてもズレにくく、装着をしっかりサポートしていく。
<置くだけで簡単充電>
毎回の充電ケーブルの接続は不要。使い終わったらそのまま置くだけで、手間なくスマートに充電できる。
<ビームフォーミング技術でクリアな音声通話>
2基のMEMSマイクによるビームフォーミング技術で周囲の雑音を抑え、声をクリアに伝達。普段の通話からビジネスのオンライン会議まで幅広く、通話品質などの不安なく使うことができる。
関連情報
https://www.shionogi-hc.co.jp/kikippa/earphone.html
構成/清水眞希