
ねこ語でLINEのトークが楽しめると注目を集めている、LINEの新機能。友人や家族とのコミュニケーションに楽しさや遊び心を加えられる。誰でも気軽に利用できるため、ぜひ活用してみてはいかがだろうか。
目次
2025年2月、LINEに新たに追加された実験的な機能「AIメッセージ変換」が注目されている。中でも話題を集めているのが、メッセージの語尾を「にゃ」や「だにゃ」など、ねこのような口調に変換してくれる「ねこ語」変換機能。日常のやり取りにユーモアを加えたり、友人や家族との会話をより親しみやすくしたりと、使い方次第で多彩なコミュニケーションを楽しめる。
生成AIを活用し、文脈に合わせて自然な文章に変換する技術が用いられている点もポイントだ。今回は、そんなLINEのねこ語機能の仕組みや使い方、活用シーンまでをわかりやすく解説する。
LINEがねこ語に!話題の機能を解説
LINEの新機能をいち早く体験できる「LINEラボ」は、2025年2月にLINEが実験的に導入している「AIメッセージ変換」を提供している。この機能の一部では、LINEのメッセージをねこ語に変換して楽しめる。ここでは、話題の新機能について解説する。
■生成AIを取り入れた機能
LINEのねこ語とは、通常のメッセージの口調をAIによって一瞬で他の口調に変換できる 「AIメッセージ変換」機能の一部。あらかじめ設定されたテンプレートではなく、入力された文章に合わせて柔軟に変換するのが特徴だ。
AIメッセージ変換機能は、LINEアプリ内の「LINEラボ」の実験機能の一部として提供されており、LINEユーザーが自由に試すことができる。普段のやり取りに少し遊び心を加えたいときにぴったりの機能だ。
■AIメッセージ変換機能でできること
AIメッセージ変換機能は、複数の口調に対応している。現時点で変換できる口調を、実際の変換例とともに紹介する。
・ねこ語
変換例:今日は楽しかった!ありがとう。また行こうね。→ 今日は楽しかったにゃ!ありがとうにゃん。また行こうねミャ!
・敬語
変換例:今日は楽しかった!ありがとう。また行こうね。→ 本日は楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。またお伺いできればと思います。
・タメ語
変換例:本日は楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。またお伺いできればと思います。→ 今日はめっちゃ楽しい時間だったよ~!ありがとうね!また遊びに行けたらいいな。
・侍言葉
変換例:今日は楽しかった!ありがとう。また行こうね。→ 本日は楽しき時を過ごさせて頂き、誠に感謝申し上げる。再び参ろうぞ。
また、口調の変換だけではなく、誤字修正機能も提供されている。入力した文章に間違いがあれば、AIが自動で正しい表現に編集してくれる。テキストによるミスコミュニケーションを防ぐ効果が期待される、便利な機能だ。
■AI変換メッセージが生まれた背景
AI変換メッセージ機能の開発は、「LINEでのやり取りが億劫になる」「敬語の文章を考える時にプレッシャーを感じる」などのユーザーの悩みが背景にある。生成AIを活用することでLINEのやり取りに関する心理的負担を減らし、コミュニケーションをより楽しんでもらう目的で開発が進められた。
敬語や誤字修正などのユーザーの悩みを解決するための実用的な機能と、ねこ語や侍言葉など思わずメッセージを送りたくなるような面白い機能を織り交ぜて提供されているのが特徴だ。
若年層を中心にビジネスシーンでの活用だけでなく、友人や家族とのやり取りで表現の幅を広げる手段としてもニーズが高まっている。
【STEP別】LINEねこ語の使い方
LINEアプリの「LINEラボ」にある実験的な機能、ねこ語変換。ここでは、LINEのメッセージをねこ語に変換する方法をステップ別に紹介する。
■STEP1. LINEラボを開く
LINEアプリを起動し、ホームタブ右上の「歯車マーク(設定)」をクリックする。表示されたメニューの一般の項目の中から「LINEラボ」を選択しよう。LINEラボが表示されない場合は、アプリのバージョンが古い可能性がある。最新版へのアップデートを行おう。
■STEP2. AIメッセージ変換機能をONにする
画面上に表示される「LINE AIトークサジェスト」機能を有効にする。利用規約と情報利用に関するポリシーに同意しよう。この設定が完了すると、メッセージ入力画面に変換用のアイコンが表示され、AIによる文体変換オプションが利用できるようになる。
■STEP3. ねこ語を選択する
トーク画面でメッセージを入力する際、入力画面に表示される「AI」ボタンをタップする。表示される選択肢の中から、「口調を変換」を選び、「ねこ語」の口調を選択すればOK。メッセージが自動でねこ語に変換される。
■STEP4. テキストを送信する
変換されたメッセージを確認して送信する。手動でも修正できるため、不自然に感じる表現は必要に応じて編集するのがおすすめ。メッセージは「にゃん」や「だにゃ」など、語尾がねこ風に変化し、普段の何気ないトークにユーモアや楽しさが加わる。
LINEねこ語の活用シーン
LINEのねこ語は、最新のAI機能を用いた、遊び心のあるツール。使い方次第で日常のコミュニケーションをもっと楽しく、親しみやすいものにしてくれる。ここでは、ねこ語を活用できる場面をいくつか紹介する。
■友人や家族とのコミュニケーション
LINEの日々のやり取りに変化をつけたいとき、メッセージをねこ語にするのは効果的な手段になる。例えば「おはよう」が「おはようにゃ!」に変化するだけで、親しみのある印象を与えられる。
また、緊張感のある会話をやわらげたいときにも便利。特に家族間での連絡や、子どもとのやりとりに取り入れると、自然と笑顔が生まれるきっかけになる。メッセージをやり取りする相手がねこ好きなら、話題のきっかけとしても使える。
誕生日メッセージをねこ語で送るなど、ちょっとした会話にユーモアを添えたい場面でも活躍する機能だ。
■SNSでの投稿
ねこ語はLINEでのトークだけでなく、遊び心のあるSNS投稿にも活用できる。特に、X(旧Twitter)やInstagramなどでは、ネタ要素のある投稿が見た目のインパクトと可愛らしさがあるため、見た人の関心を引きやすくなる。
SNSで個性を出したいときや、ちょっと変わった投稿をしたいときにもおすすめ。ハッシュタグと組み合わせることで、趣味の合うユーザーとの交流のきっかけにもつながるかもしれない。
LINEねこ語の今後の展開と注意点
現在、リリース前の機能を試せるLINEラボで提供されている、ねこ語変換機能。登場直後から注目を集めており、今後の展開や利用条件についても気になるところだ。ここでは、利用前に知っておきたいポイントを紹介する。
■試験的に提供されている
LINEのねこ語は、正式なリリースではなく、あくまでテスト段階の機能の一部として位置づけられている。改善が進められている段階のため、予告なく仕様が変更されたり、場合によってはサービス提供が終了したりする可能性もある。気軽に試しながら、アップデート情報にはこまめに目を通しておきたい。
また、現在対応できる文字数は300字以内となる点にも留意しよう。長文の場合は2回に分けて変換するなど工夫が必要になる。
■利用できる人数に上限がある
LINEでねこ語が使えるAIメッセージ変換機能は、利用できるユーザーに上限を設けて提供されている。そのため、場合によっては利用できない可能性もある点に注意しよう。LINEが最新版にアップデートされていない場合でも利用できない可能性があるため、アプリの状態をチェックしておこう。
LINEのねこ語変換機能は、生成AIの技術を日常に取り入れたユニークな機能だ。普段のメッセージがかわいらしい語尾に変わるだけで、やり取りにやわらかさや楽しさが生まれ、相手との距離を自然に縮めるきっかけにもなる。
友人や家族とのコミュニケーションはもちろん、SNS投稿に使って話題づくりにも活用できる点が魅力。ねこ語の変換機能は、現在は試験提供の段階にあり、利用には制限があるものの、正式リリースや対応する口調の追加など今後の展開に期待が集まっている。
まずは気軽に試して、遊び心のあるLINEのトークを楽しんでみてはいかがだろうか。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部