
「毎年の母の日、なにを贈ればいいか迷う…」という声は、DIME WELLBEING世代のビジネスパーソンの間でもよく聞かれる悩みの一つだ。忙しい日々のなかで、感謝の気持ちを伝える手段として「ギフト」はシンプルでありながらも奥深い手段。そして今、注目されているのは、贈ることで「自分自身のウェルビーイング(心身の健康や充足感)」にもつながるような、新しいギフトの形だ。
母の日は「モノ」より「コトと想い」。
贈ることで自分も整う、現代のギフト体験
そんな“ギフトによるウェルビーイング”を体現したイベントが、ゴールデンウィークに伊勢丹新宿で開催される石岡真実さんの『母ちゃん、ていねい たまにガサツ展』。母であり、働く女性であり、暮らしをクリエイトするプロである彼女がキュレーションしたこの展覧会は、「贈ること」「使うこと」「楽しむこと」がひとつに繋がる体験型のポップアップショップだ。
石岡真実さんは、日々心地良く幸せに、正にウェルビーイングな現代の粋な「母ちゃん」スタイルを実践する人気のライフスタイルディレクター。
アパレル業界で鍛えられた後、現在はフリーランスのディレクターとして活躍。ライフスタイルブランドとのコラボレーションやレシピ制作、商品開発など幅広く手がけながら、自身のSNSでは日常のリアルな子育てや食卓の風景を飾らず発信。その温かみと力強さが「母ちゃん代表」として共感を呼んでいる。
著書『母ちゃん、ていねい たまにガサツ』でも見られるように、完璧じゃないからこそ魅力的。ていねいな暮らしも、ちょっとガサツな日も、すべてが「愛おしい日常」として描かれている。
このスタイルが今回のイベントの世界観にも色濃く表れており、まさに「母の日のギフト=ウェルビーイングの体験」となる企画になっている。
ギフトがトランスフォームする働く人の“日常”
母の日に贈りたい、使って心が整うアイテムたち
・料理が映える!食卓に“新しい風”を吹き込む器
仕事帰り、疲れた心と体を癒してくれるのが食卓。特に近年では「家でごはんを作る」こと自体がセルフケアと捉えられるようになってきている。
石岡さんが紹介する「3RD CERAMICS」や「村上祐仁」の器たちは、ただの食器ではなく「料理を美しく見せることで、日常を豊かにしてくれるツール」。ギフトとして贈ると同時に、自分の暮らしにも取り入れてみたくなる逸品ばかり。
「3RD CERAMICS(サードセラミックス)」のテーブルコーデの脱マンネリに最適な楕円皿
「四十沢木材工芸」の木製品は、温かみとモダンさが融合した一生モノ。贈られた側も“これを使ってみたい”と自然に感じられるため、プレゼントに最適。
石川県輪島市で職人さんの手仕事により一つひとつ丁寧に作られている「四十沢木材工芸」の木製品。グラスは香川県で製作されている「田井将博」のみなもグラス。
・出しっぱなしでも美しい、暮らしの中の“働き者”
忙しいビジネスパーソンにとって、生活の導線を邪魔しない“道具のスマートさ”は重要な要素。「山一」の桐の米びつや「mushimegane books.」の高台皿は、そのままインテリアにもなる美しい佇まい。出しっぱなしOK=時短、かつ暮らしのテンションも上がる、まさに一石二鳥のプロダクト。
ギフトは“実用的で美しい”という価値を持ってこそ、使い続けてもらえるもの。石岡さんが選ぶ雑貨たちは、実用性だけでなく感性にも寄り添うものばかりなのだ。
「mushimegane books.(ムシメガネブックス)」の高台皿。穏やかなアースカラーがメインで、どんな場所にも馴染むデザイン。
「山一」桐素材の米びつ。見た目のおしゃれさだけでなく、湿気や乾燥を防ぎ、天然の抗菌作用で虫除けいらずなのもポイント。
“時短”は贈り物になる。
ライフハックで相手を楽に、そして自分も豊かに
ギフトとは、“相手の手間を減らす”という要素も時短が尊ばれる現代において、ギフトの魅力ひとつでもある——。これは現代の母の日において重要な発想だ。
例えば、麻婆ソースの「かかん」や玉ねぎドレッシングの「うさぎ農園」は、冷蔵庫にあるだけで料理がひとつ完成する、まさに“時短の贈り物”。特に共働き家庭やワンオペ育児中のママにも、やパパにも、これ以上ないサポートとなるだろう。
また、「BIRDY. Supply」のグラスタオルは、後片付けを一気に楽にしてくれる優れモノ。仕事帰り、夜のリラックスタイムをすっきり整えてくれるギアは、自分自身にも贈りたくなる逸品だ。
「かかん」の麻婆ソース。お店の本格的な味が家でさっと作れる絶品。
「うさぎ農園」の玉ねぎドレッシング。新玉ねぎだけで作られているので風味が豊か。食材にかけるだけでごちそうが一品完成!
ミニマムで賢く、美しく。旅好きママに贈るコンパクトギア
出張や旅行好きな母に贈るなら、軽くて機能的なアイテムが喜ばれます。
石岡さんが選んだ「ANYWHERE PRODUCTS」のメイクペンや「LICHT」のミニコンシーラーは、まさに出先の“お守りコスメ”。必要な機能だけをスマートにまとめたデザインは、モノを厳選したい現代人に刺さる。
さらに、持ち歩きたくなる「OLSIA」のハーフハンカチや、「NIOCAN」の消臭スプレーは、ビジネスバッグに忍ばせておきたいクオリティ。小さいけれど心の余白を生む、そんなアイテムが旅のストレスを減らしてくれる。
「お酒×美容」という視点。働く母にこそ贈りたい“自分時間”のアイテム
最後に注目したいのは、お酒と美容の共存をテーマにした「LICHT」のサプリメントや、罪悪感なく楽しめるスナック「ZENB」。働きながら、母であり、女性である——そんな忙しい日常において、“楽しむこと”は自己回復の時間でもあります。
美容とアルコールの共存」をブランドコンセプトにした「LICHT(リヒト)」の「Alc.WHOL(アルコホール)」サプリは肝機能のための成分が配合されている。
こうした“ちょっとした息抜き”の時間に寄り添うギフトは、気取らず実用的。母へのギフトにはもちろん、パートナーにも最適です。
今回の『母ちゃん、ていねい たまにガサツ展』は、単なる物販イベントにとどまらず、“贈り物を選ぶ”プロセスそのものが、自分の暮らしを見つめ直すきっかけになることだろう。そこが母の日ギフトをプレゼントする最大の魅力だ。
ギフト選びという一見他者のための行動が、実は自分のライフスタイルを整えるリトリートにもなる。—それは、モノからコトへ、そして心の充足へと向かう、“贈る”を通じて、自分のウェルビーイングも整える体験になるのではないだろうか。
ライブペイントや刺繍イベント、生花販売など、リアルで楽しいコンテンツも多数。贈る人も、贈られる人も、“心がほどける時間”を体験しに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。
○イベント概要
石岡 真実『母ちゃん、ていねい たまにガサツ展』
会期:2025年4月30日(水)~5月11日(日)
場所:伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5
※4月30日(水)午前10時~正午は事前予約制。
詳細はこちらより、伊勢丹公式サイトをご確認ください。
石岡 真実
いしおかまみ/20代はギャルブランドで働き、“ザ・スポ根”環境でビシバシ鍛えられた。「ギャル魂」と「男気」があふれるアラフォー母ちゃん。
現在はフリーランスディレクターとして、アパレルやライフスタイルブランドなどの多数の企業とコラボレーションアイテムを手がけたり、料理レシピ撮影など幅広く活動する。
著書『小柄な大人の春夏秋冬 ベーシック手帖』(扶桑社)、『母ちゃん、ていねい たまにガサツ』(双葉社)。
撮影/田村昌裕(freaks)