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2050年には再生医療が当たり前に!?大阪・関西万博で学ぶ近未来のヘルスケア

2025.04.25

2025年4月13日より大阪・関西万博が開幕し、全国から多様な企業がユニークな出展をしている。中でも「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」では、近未来のヘルスケアや都市生活体験、iPS細胞をテーマとした再生医療の可能性などを体験できる。

今回は同パビリオンのうち「ミライの都市」ゾーンに出展しているSBIホールディングスとロート製薬のブースから、近未来の病院像や、再生医療の現状と可能性を探る。

先進医療ベンチャーの企業技術を結集!SBIホールディングス「街のネオホスピタル」

SBIブース全体像

医薬品研究・開発事業も担うSBIホールディングスは「街のネオホスピタル」と題して、先進医療ベンチャー企業等の技術を結集し、2050年の病院を模したブースを出展している。

展示は鑑賞展示と体験展示の2エリア。鑑賞展示では、ヘルスケアデータによる未来的なリモート診療動画や老化抑制コントロール研究による長寿植物や食品の展示、再生医療をテーマとした展示が展開されている。体験展示では、大型LEDビジョンと測域センサーを用いてがん治療の医療技術を体験できる。

2050年の診察室-医師デスク

この展示全体を通じて伝えたいことについて、同社の万博推進室 マネージャーの森田大輝氏は次のようにコメントする。

「『2050年の病院はこんな風になっているかもしれないんだ!』と、ブースの造作を楽しんでいただけたら何よりです。今回の『ミライの病院』を模したブースでは、再生医療のみならず、がん治療における光免疫療法、マイクロ波を用いたマンモグラフィ(乳がん検診)やバイオデジタルツイン(※)を用いた診療といった革新的な技術を組み込んでいます。直感的な体験の中で、SBIグループが積極的に投資を行っているヘルスケア関連企業の医療技術を少しでも知っていただければ幸いです」

※バイオデジタルツイン:人間の身体・心理をデジタルデータとして再現する技術

「再生医療」の展示では複数の再生医療の研究を進める企業が参加している。その狙いとは?

2050年の診察室-再生医療棚

「当社グループの出資先企業のうちから、展示ブースのテーマである『何歳になっても元気に生きられる未来』の実現に寄与するであろう医療技術を結集させました。ブース来館者の皆さまには、患者それぞれのiPS細胞が当たり前に存在する診療の様子や、心不全・神経難病や脊髄損傷に対する画期的な再生医療治療、バイオ3Dプリンタを活用したオルガノイド(人工臓器)などをご覧いただき、“再生医療が当たり前になったミライ“を感じていただきたいです」

参加企業の一つであるケイファーマは、中枢神経の再生医療技術とiPS細胞を活用した創薬技術を紹介している。

iPS細胞から神経細胞を生成している様子や、従来は一度損傷すると再生は不可能といわれてきた脊髄損傷や脳梗塞についても、iPS細胞技術を活用した再生医療によって有効な治療法が生み出される様子がわかるようになっている。

同社は、2025年3月21日に革新的な研究成果を発表したばかり。脊髄損傷によって完全麻痺となった患者を対象として行われたiPS細胞から生成した200万個もの神経細胞を移植する臨床研究では、全4名で安全性が確認され、うち1名は補助を使いながら立つ姿勢を取るまで回復した。

同社の常務取締役CFO 松本真佐人氏は本展示の狙いとして次のようにコメントを寄せる。

「今回の展示を通じて、未だに有効な治療法のない脊髄損傷や脳梗塞で苦しんでいる患者様やそのご家族、また世界中の人々に対して、これまで再生が不可能といわれていた中枢神経の再生が可能になる未来と、あきらめずに命をつないでいける希望の光となる先端技術の存在を知っていただきたい思いがあります」

未来の病院では、デジタルデータ活用で利便性が向上するだけでなく、着実に成果が上がっている再生医療による治療が進む、明るい未来も待ち受けているようだ。

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