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その肌荒れの原因、花粉かも?皮膚科医に聞く男性がもつ花粉の肌リスク

2025.04.26

花粉シーズンに心がけたいスキンケア

花粉肌荒れを予防するためには、日頃からの適切なスキンケアも重要だ。

「花粉皮膚炎を予防するために大切なことは、肌のバリア機能を健やかな状態に保つことです。肌のバリア機能とは、肌表面の皮脂膜とセラミドなどからできている角質細胞間脂質、アミノ酸などでできている天然保湿因子で構成される外部刺激から肌を守る仕組みです。

適切なスキンケアを行うことで、肌のバリア機能を健やかな状態にでき、花粉皮膚炎の予防につながります」

●具体的なスキンケア対策

「ゴシゴシ洗顔はNG。泡で優しく洗いましょう。また、3月くらいからは日差しも強くなってきますので日焼け止めなどで紫外線をブロックすることが大切です。またしっかりと保湿し、肌の角質層を十分にうるおった状態にすることが大切です」

●一年中スキンケアを意識

「花粉は春だけでなくイネやブタクサなど秋にも飛散する植物があります。花粉症のある方は、一年中、バリア機能を守るスキンケアを心がけましょう。最近ではPM2.5も肌荒れのリスクになるといわれています。花粉症でない方も適切なスキンケアを行うことで肌荒れを予防しましょう」

花粉皮膚炎の予防・対策におすすめのスキンケア成分

スキンケアでは、化粧水や美容液などを用いた保湿が重要になる。

加藤氏は、花粉皮膚炎予防・対策のための保湿ケアには「刺激の少ない成分」を勧める。具体的な成分を挙げてもらった。

1.セラミド・ナイアシンアミド

「第一におすすめなのはセラミドです。もともと肌のバリア機能を担う成分ですが、化粧品成分としても定番です。セラミドは、しっかり水分を挟みこむことでバリア機能を守ります。

中でも、人の肌の構造が同じ『ヒト型セラミド』がおすすめです。またセラミド産生を助ける成分であるナイアシンアミドもおすすめの成分です」

2.アミノ酸成分・ヒアルロン酸・ワセリンなど

「他にアミノ酸成分やナールスゲン*などの吸水性のある保湿成分、水分を抱え込むヒアルロン酸やコラーゲン、肌に膜を張って花粉を入りにくくするワセリンなどもおすすめです。

ナールスゲンは水溶性のアミノ酸誘導体で、京都大学と大阪公立大学の共同研究で開発された新しいエイジングケア化粧品成分です。皮膚の真皮にある線維芽細胞を活性化させ、肌の弾力などに必要なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの産生量をアップさせる実験データがあり、スキンケア効果に期待がかかっています」

ただし、これらのスキンケア成分を新たに取り入れる際には注意が必要だという。

「花粉が飛散する時期に今まで使っていた化粧品に問題がないなら、それを使い続けることが基本です。もし刺激を感じるなら、使用をいったん控えることも考えましょう。また、多種類の化粧品を併用することは避け、できるだけシンプルなスキンケアにしましょう」

*ナールスゲンは、株式会社ナールスコーポレーションの登録商標で、正式名称(INCI名)は「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」

これまで肌のことに手薄だった場合も、花粉肌荒れの予防・対策をきっかけに、スキンケアに手をかけてみるのも一案だ。まずは今回紹介された成分が使われているか、店頭で成分名をチェックしてから買ってみてはいかがだろうか。

取材・文/石原亜香利

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