自宅キッチンの見た目に不満がある人は約6割、不満の理由で多いのは「古い」「安っぽい」「おしゃれでない」

2025.04.22

LIXILは、LIXIL公式サイト来訪者341人を対象に、キッチンの“見た目”（デザイン性）に関する意識調査を実施し、その結果を公開した。

生活感をなくす工夫は「物を使い終わったらしまう」が最多、次いで「全体の色味を揃える」

同調査では、自宅のキッチンの“見た目”の満足度や自慢ポイント、好みのキッチンのデザインテイストなどについて質問した。その結果、キッチンの“見た目”にこだわりを持つ人が多いことが明らかに。特にデザインや色合い、素材などの視覚的要素を重視する傾向が目立ち、機能性と合わせて「毎日使いたくなる」空間づくりがこれまで以上に重視されるようになっていることがうかがえる。

【調査結果】

・約6割が自宅のキッチンの”見た目”に「不満」と回答

自宅のキッチンの”見た目”の満足度について尋ねたところ、約6割（58.3%）が「不満」（29.3%）「あまり満足していない」（29.0%）と回答した。不満な理由としては、「古い」「デザインがよくない」「安っぽい」「おしゃれでない」という声が挙がる一方、満足な理由には「清潔感がある」「明るい色」「スッキリしている」「家の雰囲気に合っている」などが挙げられた。

・キッチンもインテリアに調和するデザインがポイント

次に、自宅のキッチンの“見た目”について、自慢ポイントや好きな部分を尋ねたところ、「シンプル」「色が淡く目に馴染む」「汚れが目立ちにくい色」「物を見せない収納」「生活感をなくしている」「スタイリッシュ」「木目調の素材感を活かしている」などが挙げられた。近年は、LDKの境がなく、同じ空間でゆるやかにつながるレイアウトが主流となっており、今回の調査でも、そのようなトレンドを背景に、生活感が出やすいキッチンをできるだけスッキリ見せ、インテリアに調和するデザインを求める声が目立った。

・どうしてる？生活感をなくすキッチンづくり

続いて、キッチンをスッキリ見せ、生活感をなくすために工夫していることを尋ねたところ、最も多かった回答（複数回答可）は、「物を出して使い終わったらしまう」（56回答）となった。次いで「全体の色味を揃える」（51回答）、「物を極力置かない」（45回答）と続き、「見せるキッチン」への意識の高さがうかがえた。

・「ナチュラル」「ミニマル」なキッチンデザインが人気

さらに、好みのキッチンのデザインテイストについて尋ねたところ（複数回答可）、「ナチュラル」（60回答）が最も多く、続いて「ミニマル」（52回答）、「エレガント」（32回答）という結果となった。

・これからキッチンを選ぶなら、「デザイン性」を重視する人が最多

最後に、今後新築やリフォームでキッチンをアップデートする際、最も注目する項目を尋ねたところ（複数回答可）、「デザイン性（見た目の美しさ・スタイル）」（62回答）が最多となった。次いで「収納（大容量や取り出しやすさ）」（61回答）、「素材（耐久性、掃除のしやすさ、防汚性など）」と「予算」が同列（56回答）、「動線（家事のしやすさ）」（51回答）、「最新設備（食洗機やIHなどの導入、スマート家電）」（32回答）と続き、デザインと機能性を両立させたいという傾向が浮き彫りになった。

【調査概要】
調査名称：キッチン収納に関する意識調査
調査方法：インターネット調査
調査期間：2025年2月12日～3月4日
有効回答：LIXIL公式サイト来訪者341人

構成／立原尚子