
万博は、「世界各国対抗の文化祭」と評する二神さんが、今回選んだのがこちらのパビリオン。
「現時点(3月取材)では各国の事前情報がほとんど解禁となっていないので、これまでの実績を重視しました。その意味で評価が高いのはドイツとスイス。さらに近い過去に万博を開催した国もクオリティーが保証されているので、ドバイ万博を開催したUAEが3位、2030年にリヤドで開催するサウジアラビアを4位としました。5位にはモーツァルト生誕の地であり、音楽に彩られるオーストリアを挙げておきます」
さらに大阪・関西万博は1970年の大阪万博以来の〝一戸建てパビリオン〟が多く集うことも魅力だという。
「愛知万博の時、外国パビリオンは大きなパビリオンの中にテナント方式で出展国が入居する、いわばショッピングモールのような方式でした。一戸建て方式であれば中に入らずとも外観だけでも楽しめますし、夕刻になるとイルミネーションも美しいですよ」
エキスポ・ウォッチャー
二神 敦さん
神戸市北区の会社員。現在までに国内外163か所の万博を訪れており、大阪・関西万博ではボランティアとして活動中。
【1位】「循環経済」の暮らしを体験できる
ドイツパビリオン
© German Pavilion / MIR LAVA facts+fiction
サークル型の木造建築はメインテーマ「循環経済」をイメージ。パビリオン自体が循環型・持続可能な建築の出展作品となっており、循環型社会の暮らしビジョンを体験することができる。
〈FUTAKAMI’S EYE〉エンタメと学びの両要素が楽しめるドイツパビリオンは、これまでの万博でも大人気です!
【2位】超軽量な球体で没入型体験を!
スイスパビリオン
© FDFA, Presence Switzerland OR ©スイス連邦外務省 プレゼンス・スイス”
万博において自然環境への負担が最も小さいパビリオンが目標。外観の球体は非常に軽量な膜でできており、膜の重量はわずか400㎏。その中で没入型のインタラクティブな体験を提供する。
〈FUTAKAMI’S EYE〉スイスパビリオンは、子供から大人まで楽しめるエンターテインメント性が魅力です。
【3位】国力の勢いが万博にも反映
アラブ首長国連邦パビリオン
天空へと伸びるナツメヤシは、UAEの人々の精神を象徴する証。展示では宇宙探査や医療革新、持続可能な未来を切り拓く物語を描く。
〈FUTAKAMI’S EYE〉前回の万博で大成功しているUAE。その威厳を今回も存分に見せつけるはずです(笑)。
【4位】2030年の万博開催国
サウジアラビアパビリオン
©The Saudi Pavilion at Expo 2025Osaka, Kansai, Japan
サウジアラビアの都市構造物から着想を得たデザイン。国に根差した文化遺産を探索しているような空間体験が満喫できる。
〈FUTAKAMI’S EYE〉巨大な外観だけでもワクワクする。オイルマネーの本気を感じますね。
【5位】音楽一色の雰囲気は圧巻!
オーストリアパビリオン
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を音楽で表現する試みに挑戦。螺旋状のオブジェは、楽譜がモチーフだ。
〈FUTAKAMI’S EYE〉すべてが音楽一色!館内のピアノはオーストリアからの遠隔演奏で曲が流されるそう。
取材・文/渡辺雅史、高山 惠 撮影/谷川将啓 編集/寺田剛治
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