
Geminiに作成したいシーンを説明するだけでユーザーのアイデアが具現化
Googleは2025年4月16日より、同社が展開する有料AIプランGemini Advancedのユーザーを対象に、最新の動画生成モデルである Veo 2の提供を開始した。
Veo 2 がGemini に搭載されたことで、動画生成が直感的でよりシンプルになり、短編ストーリーから視覚的コンセプト、特定のシーンなど、Gemini に作成したいシーンを説明するだけで、ユーザーのアイデアが実現。より具体的な指示を与えることで、生成される動画を意図に沿った形で仕上げることができるようになった。
Veo 2は、Google Labsの生成AIの試験的プロジェクト Whiskでも利用が可能だ。Whiskでは、テキストと画像のプロンプトを使って、新たなビジュアル作品を作成できる。
■Whiskの操作イメージ
Gemini Advanced では同日より、Whisk Animateの機能を拡張して、Whisk Animateによって生成した画像からVeo 2 を使って8秒間の動画を生成できる機能を順次提供していく。
この機能はGoogle One AIプレミアムプランで利用できる。
日本においては、吉本興業ホールディングスが先行パートナーとしてVeo 2を活用。今回、「笑顔」や「微笑み」を意味するねぎの花言葉をテーマに、ねぎが「笑いと健康の運び手」であることを伝えるショートビデオが Veo 2 で制作された。
■MASARU OZAKI / 問いかけられるネギ/A Leek in Question/2025
Googleは今回の発表に際して次のようにコメントしている。
「この動画生成機能は、Gemini をクリエイティブパートナーへと進化させる最新の取り組みであり、既存の画像生成機能を基盤としています。Gemini は、クリエイティブ パートナーとしての役割にとどまらず、より高度な AI アシスタントとして進化を続けています」
関連情報
https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/gemini-veo-2/
構成/清水眞希