
4月18日、劇場版『名探偵コナン』シリーズ第29作目となる劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』が全国公開となった。
「黒鉄の魚影(サブマリン)」(23年)、「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」(24年)に続き、3年連続となる興行収入100億円突破をファンは確信しているという。なぜなら今回の劇場版はファンの間では人気の 〝長野県警組 〟が登場するからだ。
劇場に足を運ぶ前に、彼らの魅力をおさらいしておこう!
⚫︎〝長野県警組 〟とは?
〝長野県警組 〟とは、その名の通り長野県警に所属する大和敢助、上原由衣、諸伏高明の3人の刑事たちの愛称のこと。
※画像は劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』オフィシャルサイトより
『名探偵コナン』には、目暮警部や高木刑事が所属する警視庁の警察官の他、全国各地の警察官が登場する。大阪府警、静岡県警、群馬県警、そして長野県警。
全国各地で事件に巻き込まれるコナンならではの魅力が、登場人物の数にも現れているというわけだ。
彼らが人気な理由はキャラクター性とその背景(バックボーン)にある。
大和と上原は幼馴染、大和と諸伏は小学校の同級でありライバルと、大和を主人公とするならヒロイン(上原)とライバル(諸伏)と王道の関係が構築されている。
上原が大和に恋心を抱いていたり、大和は捜査中に雪崩に巻き込まれ隻眼になった過去があったりと恋愛要素もミステリ要素も兼ね備えている。
諸伏に至っては、イケメンキャラでありながら三国志などから言葉を引用する癖の強いキャラクター性も併せ持つ。
初登場時にも「賢に見えんと欲して その道を以てせざるは…猶ほ入らん事を欲して之が門を閉づるが如し…」と言いながら登場し、そのインパクトのあるキャラクターに心を掴まれたコナンファンは多かったとか。
さらに彼の弟・景光(ひろみつ)は、安室の警察学校時代の同期となっており、この3人だけには収まらない人間関係も展開されている。
まさに、登場人物が濃厚に絡み合うコナンならではの面白さと言える。
初登場は今から18年前
大和と上原の初登場は、単行本59巻(2007年発売)。
そして、諸伏は65巻(2009年発売)で初登場をする。
ちなみに、あの安室透が登場したのは単行本75巻なので、意外にも 〝長野県警組 〟は安室よりも古参キャラクターということになる。
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』では彼らにスポットライトが当たるため、劇場版シリーズに初登場かと思いきや、実は大和、上原の2人はすでに2009年公開の「漆黒の追跡者(チェイサー)」ですでにスクリーンデビューをしている。諸伏は、今回が劇場版初登場だ。
今回の劇場版では、大和が隻眼になった事件の全貌が見えてくることが、公開前の予告映像などから示唆されている。
長年、明かされていなかった大和の過去とは。そして 〝長野県警組 〟はどのような活躍を見せてくれるのか!?
コナンや小五郎はもちろん、ぜひ、彼らにも注目をしてほしい。
©2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
文/峯亮佑
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