
春が近づき、部屋の模様替えを考える季節となった。雰囲気を変えて、ガラッと気分転換をする人も多い一方、自宅で家具を入れ替えたり、カーテンを付け替えたりするのはなかなかの重労働でもある。そんなときは部屋のあかりの色を変えることで手軽に気分を変えてみるのもいいだろう。
そこで、パナソニックは、全国の20代から60代の男女を対象に、あかりの色に関する意識調査を実施した。
部屋の雰囲気を変えるためにやろうと思っていること、1位「家具の配置を替える」、2位「カーテンの色を変える」、3位「照明の色を変える」
春は部屋の雰囲気を変えたくなるかを聞いたところ、「変えたくなる」、「少し変えたくなる」を合わせると、約半数の46.6%の人が部屋の雰囲気を変えたいと感じていることがわかった。
部屋の雰囲気を変えるためにやろうと思っていることを聞いたところ、1位は「家具の配置を換える」(36.2%)、2位は「カーテンの色を替える」(27.3%)、3位は「照明の色を変える」(26.0%)という結果に。
一方で、部屋の雰囲気を変えるときに懸念に思うことを聞いたところ、インテリアの購入など「費用がかかる」ことを懸念する人が1位で59%という結果となった。
2位は39.1%で「1人で作業をするのが大変」、3位は31.1%で「時間がかかる」。この結果から、春の訪れとともに約半数の人が部屋の模様替えを考える一方で、「費用」「労力」「時間」といった部分が負担となっていることがわかった。
LED照明の色は主に4種類(「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」)あることを知っている人は3人に1人
LED照明には、調光・調色機能が搭載されているものが多くあるが、その色の種類について知っているかを聞いた。
色には主に4種類(「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」)あることを知っているかどうかを聞いたところ、「よく知っている」と回答した人は36.3%であかりの色の違いを認識している人は3人に1人という結果に。
「名前だけ知っている」と「知らない」を合わせると6割以上の人が色の違いについて認識しておらず、具体的な色の種類や特徴についてはまだまだ知らない人が多いことがうかがえる。
次に、どのようなときに照明の色を変えたいか聞いたところ、「リラックスをしたいとき」が58.9%で1位に。
次いで「寝る前の時間」(37.5%)、「テレビを見るとき」(29.0%)となり、仕事や勉強から解放されるオフの時間に合わせ、照明の色を変えたいというニーズが高いことがわかった。
仕事や勉強をする時間帯は「昼白色」、夕食時や就寝前のリラックスタイムはオレンジがかった温かい「電球色」が最多
実際に時間ややることに合わせて照明の色を変えている人に、時間帯によって何色の照明で過ごすことが多いかを聞いたところ、起床時や朝食の時間帯は落ち着きのある明るい「温白色」が33.5%と最も多く、仕事や勉強をする時間帯は自然な「昼白色」で40.2%となった。
本来仕事や勉強に適したあかりとされている、青みがかったさわやかな「昼光色」は意外にも16.1%と少ないことが判明。また、夕食時や就寝前のリラックスする時間帯になると温かみのある「電球色」が多数を占める結果となった。
普段寝るとき、部屋のあかりはどのようにしているかを聞いたところ、「部屋のあかりをすべて消して寝る」が73.4%となり圧倒的に多い結果に。
「常夜灯をつけて寝る」は10.3%に留まり、寝るときは真っ暗にして寝たいという人が多いようだ。すべて消す派と常夜灯をつける派でわかれたが、LEDシーリングライトには常夜灯の明るさまで調光できる機種もある。
調査結果によると、多くの人が部屋の雰囲気を変えたくなる一方で、模様替えに伴う「費用」「労力」「時間」といった負担が大きいことが明らかになった。
しかし、意外と知られていないがLED照明の光色を変えることで、手軽に部屋の雰囲気を変えることがでる。ぜひ、あかりの色の変化を楽しみながら、日常生活に取り入れてみてはいかがだろうか。
LED照明の色の種類とおすすめシーン
・「電球色」は、電球のような温かみのある光色
リビングや寝室など、くつろいでリラックスするための部屋におすすめ。
・「温白色」は、落ち着きのある明るい光色
リビングなど、団らんするシーンやダイニングなど様々な場所で使いやすい色味。
・「昼白色」は、生き生きとした自然な光色
調理をするキッチンやダイニング、メイクなどをする洗面台に適している。
・「昼光色」は、青みがかったさわやかな光色
勉強部屋やリビング、読書をする場所に適している。在宅ワークや子どものリビング学習にもおすすめ。
朝はさわやかな光で活動的に、1日の終わりには暖かい光で明るさをおさえるなど、色や明るさをライフスタイルに合わせて調整し、自分にあった心地良いあかりを見つけてみてはいかがだろう。
2027年末までに蛍光灯製造および輸出入が禁止。蛍光灯器具からLED照明器具に早めの取り替えを
2023年に行われた「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」において、蛍光灯の製造と輸出入が2027年末までに禁止になることが決定された。
蛍光ランプには微量ながら水銀が含まれるため、今後は新しい蛍光灯や安定器の入手や修理ができなくなる。改めて家の照明器具をチェックして、今のうちから計画的なLED化を検討しよう。
調査概要
エリア:全国
調査対象:20代~60代の自宅のリビングもしくはダイニングに照明器具を持つ男女 計800人
調査期間:2025年2月19日~2月20日
調査方法:インターネット調査
関連情報
https://panasonic.jp/lamp/replace-led.html
構成/Ara