スタジアムやライブ会場は命名権やその価格が話題になることが多い。ではそんな会場の貸し切り料金はいくらなのだろうか。過去と比べるとどのくらい値上げしているのだろうか。
短時間の貸し出しが主流に
1988年12月15日号に主な会場の料金が出ていたので比較すると、横浜スタジアムなど一部施設は値上がりしていたが、他は現在の方が安い結果に。
安い理由は、貸出時間の単位が短くなったこと。1988年は丸1日、朝から夜までというのが最小単位のところがほとんど。対して現在は、午前のみ、午後のみ、2時間だけ、といった短時間の貸し出しが主流に。また、ベルーナドームはコロナ前までは草野球利用者に2時間17万円〜で貸していたので、横浜スタジアム以外は貸出単位を短くして価格を下げたと言っていいだろう。
ちなみに横浜スタジアムが安かったのは市が所有、市が出資する会社が管理を行なっていたため。管理会社がベイスターズの子会社となり、実勢に見合った価格に変更したようだ。
主な施設の貸し切り利用料金
※編集部調べ
※1 営業活動ではなく最高入場料金2000円未満のもの。 ※2 アマチュアスポーツ利用。
横浜スタジアム
1978年開場。2021年、東京オリンピックで野球とソフトボールの会場となった。
ベルーナドーム
1979年開場。98年に客席部分に、99年にフィールド上に屋根が取り付けられた。
東京ドーム
1988年に開場。屋根を鉄骨で支えず、空気圧で膨らませているのが特徴。
有明コロシアム
1987年開場。1991年に開閉式の屋根が取り付けられたテニスコート。
取材・文/渡辺雅史
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