メリハリのある「Flip7」、深い低音の「Charge6」
JBLのBluetoothスピーカーと言えば、歪まない大音量が特徴。「Flip7」は「AI Sound Boost」の恩恵を受けてか、さらなる大音量が出るようになり両サイドのパッシブラジエータは目に見えて激しく振動する。本体も振動するので共振しないようなガッチリとした置き場所が必要になる。ツイーターがあるため高域のヌケは申し分ないが、楽曲によってはややドンシャリに聞こえる。全てがドンシャリにならないのはAIが効いているからだろうか。
「Charge6」は大きなボディを活かして「Flip7」よりもさらに低い帯域まで低音が伸びている。メリハリ感は抑えられ、こちらの方が腰の低い本格的な音が楽しめる。
最後にUSB接続によるハイレゾのストリーミング再生で聞いた。再生機器はApple「iPad Air5」で音源はAmazon Music Unlimitedである。再生ボタンを押しながらケーブルを接続すると有線で再生できる。一聴して分かるのは解像度が上がって音が鮮明になったことだ。Bluetoothでも歪が少ないと思っていたのだが有線と聴き比べると、まだまだ音が甘いことを実感。条件さえ許せば有線接続した方が、さらなる高音質が得られる。
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写真・文/ゴン川野