
まずは飲食店予約サイトを使おう!
手間だと思っても「飲食店予約をして行く」ことで席の予約ができ、かつ、ポイントももらえます。そして、並んでいる人を横目にスムーズに店内で飲食できるわけで、つまりは“タイパ”としても効率的。当日食べる内容が決まっていなくても、席だけの予約ができるお店もあるため、可能な限り予約をしていくようにしましょう。
また、通常は1人あたりディナータイムで50ポイントがもらえますが、100ポイントもらえるサイト、キャンペーンで300ポイントもらえるサイトもあったりします。お店選びをまかされたら「よりポイントがもらえるお店」にすることも検討してみてください。
確認ポイント1:サイトによって「貯めたいポイント」の違いあり
それぞれの飲食店予約サイトでは、貯まるポイントが違います。基本的な4つの飲食店予約サイト(ホットペッパーグルメ、ぐるなび、食べログ、PayPayグルメ)で比較をします。
貯まるポイント
ホットペッパーグルメ……dポイント、Pontaポイント、リクルートポイント
ぐるなび……楽天ポイント
食べログ……Vポイント
PayPayグルメ……PayPayポイント
もし、Vポイントをメインで貯めているなら、食べログで探すのがよいと言えるでしょう。そして、楽天ポイントを貯めているなら、ぐるなびでお店を探してみましょう。
確認ポイント2:店によって掲載サイトが違う場合がある
ある店で食事をしたい時、ホットペッパーグルメにはあるのに、ぐるなびには掲載されていないことに気づく例もあります。このように、お店によっては掲載サイトが違うこともあります。
ポイ活をしていると、「スマホキャリアのポイントを貯めるべき」と言われますが、それでは“ポイントの取りこぼし”もあるため、複数のポイントを貯めるべきです。「ふだんは楽天ポイントを貯めているけれど、行きたいお店がホットペッパーグルメにしか掲載されていないからホットペッパーグルメ予約でdポイントを貯めよう」といった発想ができるのは、複数ポイントを貯めているから。
ポイ活では“取りこぼし”がもったいなく感じるため、できれば複数のポイントを貯めておきたいところです。
確認ポイント3:サイトによって貯まる「ポイント数」が違う?
飲食店予約サイトでは、基本的に、7時~14時59分の来店では予約人数1人につき10ポイント、15時以降のディナータイムでは予約人数1人につき50ポイントが加算されます。しかし、条件次第では、これ以上のポイント数をもらうこともできます。
ぐるなびでは…
お店によって「人数×50P貯まるお店」、「人数×100P貯まるお店」、「人数×150P貯まるお店」の区別がある。
また、月額330円のプレミアム会員だと、ディナー「人数×50P貯まるお店」がWEB予約75ポイント、アプリ予約100ポイント獲得できる。また、「こちら秘書室」利用でもプレミアム会員はディナー「人数×50P貯まるお店」が75ポイント獲得できる。
ホットペッパーグルメでは…
対象のお店であれば、おすすめレポート投稿・掲載で最大200ポイント、写真投稿でさらに100ポイント、合計300ポイントがもらえる。※ただしその他キャンペーンと併用した場合は対象外
独自ポイントにも注目?
飲食店予約サイトでは、dポイントやPayPayポイントなど、いわゆる共通ポイントが貯まるサイトが多いですが、独自ポイントが貯まるサイトもあり、知っておくと幅広いお店が網羅できます。
例えば、1人あたり100ポイントがもらえるのは「第一興商」の飲食店で、「じぶんどき」や「ウメ子の家」といったお店では予約して来店すると独自ポイントDKポイントを1人あたり100ポイント貯められます。これは、他の飲食店予約サイト1人あたり50ポイントよりも多いです。また、このDKポイントは初回登録で1,000円割引として使える1,000ポイントの特典もあるため、利用したことがない人は使って特典を受け取っておくことをおすすめします。
また、独自ポイントがもらえるものとしては、一休.comのレストラン予約や、OZmall(オズモール)のレストラン予約もあります。こちらは価格帯としては高いため記念日ディナーに向いていますが、一休.comのレストラン予約では、Yahoo!JAPANのIDを連携すると一休ポイントのかわりにPayPayポイントで受け取りができます。OZmall(オズモール)のプレミアム予約ではホテルのアフタヌーンティー予約もでき、OZポイントは次回以降のプレミアム予約で1ポイント1円として割引利用もできます。
予約サイトも深掘りしていくと予約できないお店がないと思えるほどで、少しややこしく感じますが、慣れていくと「このサイトで予約するとポイントが多いからこのサイトを使う」、「ホテルアフタヌーンティーでもポイ活ができる」と理解が深まります。
筆者が取る「ポイ活テクニック」を伝授
ポイ活の達人でもある筆者は、家族で外食をする時にもこれらの飲食店予約サイトを利用しています。基本的にホットペッパーグルメを利用することが多いのですが、定期的に開催されるキャンペーンと株主優待を組み合わせることで、ポイ活も行っています。
ホットペッパーグルメで、株主優待で支払い、3月24日までのキャンペーンを利用した際のお得ワザを例として紹介します。
焼肉きんぐでコースを注文した際の例です。
・通常であれば家族4人1万824円の金額、ただし7,000円分の株主優待を利用したため3,824円を支払い
・ホットペッパーグルメ
ポイント還元キャンペーンにエントリー、2,000円以上のコースを対象のお店で予約してディナー利用で1人あたり350ポイント(メインポイント50ポイント、特典ポイント300ポイント)を獲得予定
・モッピー
ポイントサイトを経由してホットペッパーグルメを利用することで130ポイントを獲得予定
株主優待があったからこそ支出を減らせ、さらにはホットペッパーグルメでのキャンペーンを利用してポイント還元までも受けられました。大人2人、子ども2人分なので、対象特典には「1,200ポイント加算予定」とありますが、子どものコースは2,000円以上のコースではないため、実際にもらえるポイント数は「600ポイント加算」になるかもしれません。
・株主優待を使用後の金額は3,824円
・ホットペッパーグルメでの基本ポイント200ポイント
・ホットペッパーグルメの特典ポイント600ポイント(予定)
・モッピー経由でホットペッパーグルメを予約して130ポイント(予定)
株主優待券を使った後、1ポイント1円と計算する場合、支払いは2,894円相当。
この額で家族4人が焼肉の食べ放題を楽しめたというわけです。自宅で材料を用意するよりも安く食べられたことがおわかりでしょうか。
特典ポイントの600ポイントの加算予定日は2025年5月1日といったように、まだいくつかのポイント付与はされていないものの、お得なキャンペーンに参加できたと感じています。
https://www.hotpepper.jp/SA33/
ホットペッパーグルメでは、定期的にキャンペーンを実施していて、現在では、5月31日まで最大15,000ポイントが還元されるキャンペーンを開催中。
ディナータイムではメインポイント1人50ポイントがもらえるほか、特典ポイントとして250ポイント×人数分(最大4人分)がもらえるため、もし4人で行くなら1人あたり300ポイント、合計1,200ポイントがもらえます。筆者が参加した3月のキャンペーンよりはポイント数が減っていますが、こういった還元率の高いキャンペーンに株主優待券で参加することで外食をしても家計負担が重くなりません。
https://dpoint.docomo.ne.jp/cp_7/alliance_250301_6111/index.html
また、余談ですが、ポイ活の達人は、ホットペッパーグルメではdポイントでもPontaポイントでもなく、リクルートポイントを貯めています。なぜなら、リクルートポイントをdポイントに換えるともれなく10%増量になるタイミングがあるからで、2025年3月にも行われていました。
上記の焼肉ディナーで付与されたメインポイントの4人分200ポイントは3月31日に間に合ったので、リクルートポイントからdポイントに交換し10%増量、220ポイントになる予定です(※220ポイントのうち20ポイントは後日、5月末頃付与予定)。
上記で紹介した特典ポイントの600ポイントは「ホットペッパーグルメ限定ポイント」となりますが、厳密にいうと、このテクニックを使うことで支払いは2,861円相当に。
・株主優待を使用後の金額は3,824円
・ホットペッパーグルメでの基本ポイント、リクルートポイント200ポイント→dポイント220ポイント
・ホットペッパーグルメの特典ポイント600ポイント(予定、ホットペッパーグルメ限定ポイント)
・モッピー経由でホットペッパーグルメを予約して130ポイント(予定、他のポイントと合わせてモッピーポイントをドットマネーのポイントにするなら10%増でdポイント143ポイント相当に)
ホットペッパーグルメでは、直接dポイント連携もできますが、リクルートポイントからdポイントにすると10%もれなく増えます。また、モッピーのポイントも他社サイトのドットマネーのポイントにするなら増量キャンペーンに参加できました。
ちょっと細かいかもしれませんが、こういったテクニックを使ってポイントを効率よく増やして貯めています。
文/谷口久美子