
昨今の働き方や趣味の多様化により、住まいに対し皆が同じ理想を描いていた時代から、それぞれ異なる理想をもつ時代に変化している。
住まいや趣味に一定以上のお金をかけることができるミドル層では、住まいにどのようなこだわりを持つ人が多いのだろうか。
そこで「グローバルベイス」は、東京23区内に住む世帯年収600~1,000万円のミドル層の20~40代男女450名を対象に「住まいのこだわりに関する調査」を実施した。
ミドル層の約4人に1人はインテリアや家具に100万円以上投資
東京都23区内に住む世帯年収600~1,000万円のミドル層に、現在の家のインテリアや家電の総額を訊いたところ、100万円以上という人が26.9%(約4人に1人)という結果に。また、年収900万円台の方に関しては、39.3%(約5人に2人)いると分かった。
結婚を機にインテリア・家具・家電製品などを購入する場合、100万円以上使っている人は12.3%(約10人に1人)という調査結果と比較すると、インテリアや家電など住まいにこだわりを持ち、投資するミドル層が多いことが判明(※1)。
※1:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「新婚生活実態調査2020」参照
Q2で家の中に趣味のためにこだわっているスペースがあるか訊いたところ、「大変こだわっている」「少しこだわっている」の回答は合わせて50.4%になり、半数以上が趣味のためにこだわっているスペースを持っているという結果となった。
趣味ごとに見ていくと、「コレクション」は87.9%、「DIY」は86.7%、「ガーデニング・盆栽」は84.2%、「生活空間の向上」は81.1%、「ペット」は70.2%の人が趣味のためのこだわりスペースを持っていると回答した。また、これらの回答からは、趣味が多様化していることも分かる。
「コレクション」と回答した人の中には、集めたものを見せる収納にしたり、量などにより必要なスペースが変わるため、収納の悩みを抱えている人も多いのではないだろうか。
そういった人には、自分の趣味に合わせて、間取りや収納設計ができるオーダーリノベーションが特におすすめだ。
「ガーデニング・盆栽」の回答も多くあったが、庭やベランダが十分にないマンションに住んでいる場合でも、リノベーションでインナーバルコニーを作って家の中で楽しむことができる。
家の中でこだわりたいポイント上位は「収納のしやすさ」「掃除のしやすさ」と実用性面が上位
Q2で、家の中の趣味スペースにこだわりがあると分かったが、その他にどのようなこだわりがあるのだろうか。家の中でこだわりたいポイントについて質問したところ、「収納のしやすさ」が55.8%と1位、「掃除のしやすさ」が40.7%と2位となった。
また、以下の住まいのデザインの中から、好きなものを訊いたところ、木材など自然素材を楽しむデザインである「ナチュラル」が42.0%と、他のデザインに20ポイント近くの差をつけ1位を獲得。
2位以降は、白やダークカラーのシックなデザインである「モダン」、明るい色の木材にシンプルで飽きの来ないデザインである「北欧」、エレガントな装飾を用いたデザインである「クラシック」の順に上位となった。
85.6%の人が何かしら好みのデザインがあると回答しており、趣味を楽しむためのスペースも作りながら、実用性があり、好みのデザインが叶えられた家が求められていると分かる。
オーダーリノベーションマンションについての関心を伺ったところ、4人に1人が「とても住みたいと思う」と回答し、「やや住みたい」と思うと合わせ7割以上が「住みたい」と回答した。
また、「オーダーリノベーション」のどのような点に魅力を感じるか訊いたところ、「間取りを自由にできる」が48.4%。「内装を自由にできる」が47.3%と上位に。
リノベーションを行わない場合、既存の間取りの中で、趣味専用スペースや収納スペースを作る必要がある。しかし、オーダーリノベーションであれば、自分の好みに合わせて間取りから変えることができるため、魅力に感じている人が多いと推察される。
まとめ
今回の調査では、インテリアや家電に100万円以上投資している人が約4人に1人、趣味のためのスペースを作っている人が半数以上と住まいに対するこだわりの強さが伺えた。
また、趣味のほかにも、デザインの好み、「収納のしやすさ」「掃除のしやすさ」といった実用性など、あらゆるポイントにおいて重視ポイントがあることが判明。
また、オーダーリノベーションに住みたい人は7割以上という結果となり、“自分好みのこだわり”の住まいを実現したいという人が多いと分かる。
オーダーリノベーションでは、「既存住居では叶えられない、自分の趣味に合わせて専用スペースを作ること」、「インテリアだけでなく、家づくりの時点から好みのデザインにすること」、「持っている物の量や生活スタイルに合った収納スペースや間取りにすること」など自由なアレンジが可能。
それゆえ、趣味と実用性を兼ね備えた家づくりを求めるミドル層に注目されているようだ。
調査概要
調査期間:2025年1月8日~2025年1月10日
調査方法:ウェブアンケートを実施し、回答を分析
調査対象者:20~40代 男女 世帯年収600~1,000万円
地域:東京23区内
有効回答数:450人
※グローバルベイス調べ
関連情報
https://www.globalbase.jp/myreno/
構成/Ara