
日本気象協会によると、「気象庁が観測を開始した1990年以降、紫外線量は増加しており、増加率は10年あたりで+4.6%となっている」と発表しており*1、今年もさらなる紫外線の警報が高まると予測されている。
年々高まる気温とともに、この時期注意したいのが紫外線。実際にどのくらいの人が日々意識して対策をしているのだろうか。
そこでユニクロは、全国15~69歳男女1038名に「紫外線に関する意識調査」を実施したので、皮膚科専門医で二子玉川ファミリー皮ふ科 総院長の玉城 有紀先生の解説とともに結果を紹介しよう。
暑さが増している近年、7割以上の人が今年の紫外線(UV)が気になっている
今年の紫外線が気にならないと答えた人はわずか約1割(13.7%)。約6割(58.4%)が紫外線対策を早めにしようと意識していることが判明。
■玉城有紀先生コメント
紫外線対策の最大の落とし穴は、夏だけになりがち、というところです。3~5月はまだ気温が穏やかで「日差しが気にならない」と勘違いしやすい時期ですが、紫外線量はすでに急上昇中です。
春から守るべき理由として、特に波長が長いUV-Aに注目してください。窓ガラスを透過してしまうUV‐Aは、室内や車内にいても注意が必要です。
「肌の見た目年齢」を考えるのは、このUV-Aといえます。春からしっかりと紫外線から(特にUV‐Aから)肌を守っていきましょう。
春の紫外線(UV)対策ができている人は、全体の3割以下、うち女性でもわずか5割以下
7割以上(76.4%)の人が夏は紫外線対策をする(一年中+夏)のに対し、春に紫外線対策をする人(一年中+春)は約3割以下(27.8%)。さらに、意識の高い傾向にある女性*のうち約5割以下(46.6%)が対策をしていないという事実も。
*今年の夏、紫外線対策をしようと意識していますかという設問で、「意識している・やや意識している」の回答が男性44%・女性76.1%の結果
■玉城有紀先生コメント
紫外線対策の最大の落とし穴は、夏だけになりがち、というところです。3~5月はまだ気温が穏やかで「日差しが気にならない」と勘違いしやすい時期ですが、紫外線量はすでに急上昇中です。
春から守るべき理由として、特に波長が長いUV-Aに注目してください。窓ガラスを透過してしまうUV‐Aは、室内や車内にいても注意が必要です。
「肌の見た目年齢」を考えるのは、このUV-Aといえます。春からしっかりと紫外線から(特にUV‐Aから)肌を守っていきましょう。
紫外線(UV)対策に疲れやうんざり感を感じている人が約7割
主な疲れやうんざり項目は、日焼け止めの塗りなおし(54.8%)やべたつき(50.2%)。特に、10代・20代女性の約8割以上が「うんざり」を感じ、男性だと10代が特に顕著な結果に。
■玉城先生コメント
年々強くなる紫外線対策は、もはや私たちの生活の一部になっています。太陽光を適度に浴びることで、骨を丈夫にさせるビタミンDが体に生成されるため、完全防備のような過度な対策は不要ですが、効率的に考え習慣化することが大事です。
例えば、UVカットウェアやグッズを鞄のなかに常にしのばせておく、洗濯物を干す時用に洗濯カゴの近く置いておく、など「忘れない工夫」と「使いやすさ」がコツです。
また、日焼け止めクリームのような「塗るケア」に手間や抵抗を感じる方には、着るだけで簡単なUVカットウェアのアイテムを上手に活用することをおススメします。
今日は日差しが強いなと思ったら、UVカット加工された衣類を意識して選ぶ、玄関にさっと羽織れるカーディガンやパーカを常備しておき外出時忘れないなど、ちょっとした工夫で時短と気軽さが叶います。