DIME MAGAZINE
『RAIZON/スリムバックパック』を使用してみて気がついたポイント
◆細かい部分までデザインが行き届いている反面、あとちょっとのところも。
この点は実物を目にするまで分からない部分であったが、よく行き届いているように感じる。本体の素材には撥水ナイロンが使用されており、ビジネスにもプライベートにも向いたシックな印象を受ける。
もちろん汚れや傷が目立ちにくい特徴も備えている。その他のポイントとしては、ブランドのロゴが本体下部付近に目立たないように配置されている点や、2つのファスナーの一部に差し色とも言える異なる色のパーツが含まれている点である。
ほぼ毎日使い続けるものだからこそ、その製品を気にいることができるかは重要なポイントであると常々思っており、こうしたデザイン面の配慮は高評価のポイントだ。
ただし、デザイン面に関しては、あくまで個人的にではあるがあと一歩の部分もある。例えば本体上部のハンドルである。
この部分はバッグのストラップ同士を連結することによって背負った際に肩に掛かる負担を軽減する目的もあって設置されているそうだが、そのデザインが若干安っぽいのである。本体上部にあるためバッグ全体の印象にも関わるだけでなく、網棚からの出し入れなどちょっとした移動の際に使用する部分であるので、デザインや持ちやすさにはこだわって欲しかった、というのが正直な感想である。この辺りは価格とのトレードオフになるため悩ましいところではある
◆懸念していた収納力の点は全く問題無し
制限しているとはいえ、私は荷物が少なくない方だと思う。ノート型パソコンの他にサブモニターも持ち運んでいるし、トラックボールや左手キーボードなどのように一般の人が携帯しないガジェットも含まれているからだ。そんな私でも問題ないと判断できるので多くの人にとっては十分な収納力があると考えてもらって良いのではないだろうか。このバッグの収納力の一因となっているのは縦横のサイズだろう。厚みこそ抑えられているものの、縦横のサイズは一般的なバッグのサイズと大差ないため、荷物を内部でうまく積んであげることでその収納力を存分に活かすことができる。なお容量は公式サイトによると13リットルとのこと。
『RAIZON/スリムバックパック』を購入するには？
『RAIZON/スリムバックパック』のカラーラインナップはブラック、マットブラック、ネイビーの3種類で価格は税込12,100円。ARTPHEREの公式サイト等から購入することが可能だ。なお、今回紹介したのはブラックのタイプである。また、冒頭で紹介した撥水レザーを使用した別バージョンについては税込28,600円で販売されている。基本的な性能は変わらないが見た目の印象と重量、価格の部分で違いがあるため、実際の使用シーンや服装をイメージしながら選択するのが良いだろう。
■関連情報
RAIZON（レゾン）公式ECサイト | スリム ビジネスリュック – ARTPHERE online store
文／Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき！」と言ってしまうモノ達を紹介！
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