
世の中のリュックサック型のビジネスバッグは厚みがありすぎる。これが常々私が感じている不満である。もちろん厚みがあることで仕事に必要な荷物を収納することができるのは理解しているのだが、特に満員電車で通勤することもある身としては、厚みのあるビジネスバッグでは胸に抱えて持っていても人の波にさらわれることがあり煩わしさを感じることがある。また、厚みのあるビジネスバッグはオフィスでも自宅でも、使用しない時にも場所を占有するのが悩みの種だ。そうした実用的な点以外にも、背負った際の姿がスマートに見えないのも不満を感じるポイントである。
厚みはペットボトルと同程度?驚きの薄さでを実現!
それでも仕事に必要な荷物を入れる最低限の収納力は維持したい。そんな絶妙のバランスを求める中で行き着いたのが今回紹介する『RAIZON/スリムバックパック』である。
使用し始めてひと月程度が経過したので、実際に使用し始めて見えてきた特徴も交えて紹介していこう。
『RAIZON/スリムバックパック』とは?
『RAIZON/スリムバックパック』はARTPHEREという日本ブランドから発売されているビジネスバッグである。始まりはクラウドファンディングMakukeで絶大な支持を受けて製品化された製品であるが、今日時点では一般販売もされており普通に購入することができる。なお、素材にレザーを使用したバージョンとナイロンを使用したバージョンの2つが販売されているが、今回紹介するのは後者のバージョンとなる。
『RAIZON/スリムバックパック』の特徴
◆厚みはペットボトルと同程度のわずか8cm
この製品の最大の特徴がこの厚みの点だ。ご覧のようにベットボトルと同程度の厚みしかないため、背負った際に飛び出す部分も少なく見た目もスマートに見える。
極限まで抑えた厚みでありながら、置いた際に支え無しで自立する点も評価ポイントだ。
◆充実した収納スペース
厚みを抑えたことで必要な収納力が犠牲になっていないか?この点が使用し始めるまで最大の懸念であったが、実際に使用してこの懸念は解消した。こちらは私が通勤の際にバックに入れている荷物であるが、これらの荷物を調えて収納することが可能だ。
【収納している荷物たち】
・ノート型パソコン
・サブモニター
・PC用モバイルバッテリーの入ったケース
・ガジェットケース(トラックボール、左手キーボード、コンセントチャージャー、USBケーブル)
・電子ノート
・名刺入れ
・ネームプレート
・会社用スマホ
・折りたたみ傘
メインコンパートメントは幌構造を採用しておりガバッと開くので視認性も高く荷物の出し入れもしやすい。
ノート型パソコン用のポケットも設けられており仕分けすることが可能だ。内側には浅めのポケットが2つ設けられており、私は名刺入れとネームプレートを入れるのに使用している。
外側にはA4版の書類も収納可能なポケットが設けられている。
他のものと接触を避けることができるのでわたしの場合は電子ノートを入れるスペースとして使用している。なお、内側には斜めに配置されたポケットが設けられており、これは立ったバックを抱えた状態でもスマホ等を容易に出し入れするための工夫である。
本体上部にも浅めのポケットが設けられており、出し入れの頻度が多いものの収納に向いている。
私は会社用スマホの収納スペースとして使用している。ファスターが閉まるので安心であるし、バッグを前に抱えた状態でもアクセスしやすい場所に配置されているからである。