
学情は、スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」にて、「内々定の獲得状況」をテーマにしたインターネット調査を実施し、その結果を発表した。
“就職活動を終えた”学生は、前月比+20.2ポイントで「31.9%」に急伸
本調査は、2025年3月25日から3月31日までの期間に、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施したもの。その結果、2025年3月末時点の内々定獲得率は「69.7%」と前月から15.4ポイント増加。3月1日の採用広報解禁から1カ月で内々定出しが一気に進んだことがわかる。また、文理別では、理系が「82.8%」と早くも8割超に。文系も「63.3%」と6割を超えた。
【調査結果】
・3月末時点の内々定率は「69.7%」、2025年卒より1カ月早いペース
まず、「現在までに内定(内々定)を獲得しましたか?」と質問したところ、「はい」が69.7%という結果に。これは、前年4月末時点の70.1%に迫る値で、2025年卒より1カ月早いペースとなる。要因としては、人材獲得競争の激化で、3月中の内々定出しを急いだ企業が多かったことが考えられる。
・文理別では、文系が「63.3%」、理系は「82.8%」で早くも8割超に
文理別でみると、理系が前月比+24.7ポイントの急増で8割超えの「82.8%」を達成。前年同時期より19.4ポイント高いだけでなく、前年4月末時点の74.7%をも8.1ポイント上回った。また、文系も「63.3%」と6割を超えた。
・“内々定を獲得し就活を終了”した学生が31.9%に急増
“就職活動をしている”学生は、前月比-20.5ポイントの「63.3%」。文理別では、文系は「71.7%」あるものの、理系は「46.2%」と前月比-33.3ポイントの急落となり、理系の就職活動率は前年より2カ月も早く5割を割り込んだ。一方、“就職活動を終えた”学生は、前月比+20.2ポイントで「31.9%」に急伸した。
【調査概要】
・調査期間:2025年3月25日~2025年3月31日
・調査機関:学情
・調査対象:2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
・有効回答数:387件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある。
関連情報
https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/
構成/立原尚子