
GoogleのAI機能が使える「Gemini」が便利です。AndroidスマホだけではなくiPhoneでも有効な機能です。さらに、Geminiアプリ以外のGoogleのサービスでもGeminiが使えるので、参考にしてみてください。
目次
近年何かと耳にする機会が増えた「AI」という単語。ビジネスシーンでの活用が多くある一方で、日常生活で使えるさまざまなAI機能も、続々と登場しています。
多数のメーカーがAIを開発し、ユニークなサービスを展開している中、その最先端をいくのがグーグル。生成AIモデルである「Gemini」は、Androidスマホだけでなく、iPhone向けのアプリもリリースされています。
本記事では、そんな「Gemini」でどのようなことができるのかについて、紹介していきます。
グーグルの生成AIモデル「Gemini」でできることとは?
早速、グーグルの生成AIモデルであるGemini。そのアプリでできることをご紹介しましょう。
(1)検索が大幅に快適になる
Geminiアプリでは、チャット形式、もしくは音声入力で、Google検索機能が利用できます。通常通りWeb検索ができるのに加え、「今日の晩御飯何がいいかな」といった質問にも、人間のように回答してくれます。
質問の仕方は、一般的なWeb検索のように、単語ごとにスペースで区切る必要がなく、会話形式でもOK。これにより、検索はより簡単になります。
(2)写真撮影、画像を添付しての質問ができる
Geminiアプリには、検索ボックスにカメラアイコンが用意されています。これをタップすると、写真の撮影ができるため、目の前にあるものについて検索したいときに役立ちます。
また、カメラロールへのアクセスもできるので、保存している写真について、画像付きで検索することもできます。
(3)テキストからイラスト生成ができる
Geminiにテキストで指示をして、イラストを生成することもできます。
生成するイラストはガイドラインに則って作られるため、条件によってはイラストが出てこないこともありますが、簡潔なイラストであれば、数秒から数十秒で自動生成してくれます。
(4)自然な会話ができる「Gemini Live」を利用できる
Geminiアプリでは、より自然な形式で会話ができる「Gemini Live」も利用できます。
会話での情報取得(検索)ができるのはもちろん、Gemini Liveの応答中に追加の質問を投げかけるなど、より人間同士の会話に近い形で利用できます。音声は計10種類から選択できます。
Geminiは基本無料! 有料プランの料金は?
Google Geminiの利用は基本無料。Google アカウントを所持していれば、誰でも利用できます。
一方で、より高性能なGeminiの利用ができる有料プランも用意されています。
ストレージサービスであるGoogle OneにGeminiが統合されている「AIプレミアムプラン」は月額2900円(最初の1か月は0円)、ビジネス用プランにGeminiが統合されている「Gemini Business」は月額2260円、「Gemini Enterprise」は月額3400円となっています。
アプリ以外で、Geminiをスマホで使う方法ってあるの?
スマホでのGeminiの使い方は、大きく分けると、「Geminiアプリを使う方法」と「Geminiウェブアプリを使う方法」もしくは、「Google系サービスに統合されているGeminiを使う方法」があります。
また、Androidスマホの多くの機種では、Google アシスタントの代わりに、Geminiが使えるようになっています。
そこで、Geminiアプリ以外の方法でGoogle AIを使う方法をチェックしてみましょう。
■Geminiがメールの下書き作成を肩代わり
Geminiアプリでは、「〇〇さんへのメールを作成して」といったように、メールの下書きを肩代わりしてもらうといった使い方もできます。
Geminiの回答から、3点リーダーをタップすれば、「Gmailで下書きを作成」、「Google ドキュメントにエクスポート」といった項目を選択可能。そのまま各グーグルアプリへと移行することもできます。
■Googleカレンダーにスケジュールの追加はできる?
執筆時点では、Google カレンダーに、Geminiアプリからスケジュールを直接追加はできません。
Google カレンダー単体にはGeminiも統合され始めているので、今後のアップデートでGeminiアプリとの連携もできるようになるでしょう。
■PC版Google Chromeで各グーグルサービスを使うとどうなる?
Geminiは各グーグル系サービスにも統合され始めています。特にPC版のGoogle Chromeアプリがわかりやすいので、できることを見ていきましょう。
・メールの下書きができる
Google ChromeアプリでGmailを開くと、右上にGeminiアイコンが表示されていることがわかります。ここからメールの下書きを作るといった使い方が可能。
今回は、NTTドコモからのメールを開きながら、「編集長に送るメールの下書き」を依頼したところ、開いているメールの内容を踏まえた下書きが作成されました。

Screenshot
・特定のフォルダを探せる
Google ドライブに統合されているGeminiでは、特定のフォルダを探すといった使い方ができます。
現時点ではこちらもGoogle カレンダーに統合されていないようですが、今後の展開に期待しましょう。
こちらもチェック!
UI、精度、実用性をチェック!Googleの生成AI「Gemini」を使ってわかった○と✕
GoogleがiOS向けにGeminiアプリを公開、 iPhoneでも使用可能に
Androidスマートフォンに搭載されているGemini Liveが日本語に対応、同一デバイスで最大2言語での会話をサポート
※データは2025年4月時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦