
小田急電鉄は一都三県在住のビジネスパーソンを対象に、「ビジネスパーソンの“ひとり時間”実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。この調査は、ビジネスパーソンの〝誰かと一緒に過ごすのではなく、自分ひとりで自由に使えるひとり時間〟の実態を把握するために行なわれたものだ。
ビジネスパーソンにおけるひとり時間の理想と実態
平日のひとり時間が30分未満で6割超が不満に感じる一方、2時間を超えると半数は満足となることから、2時間の確保が生活に満足を感じるか否かの基準と仮定できると考えられるだろう。
この実態として、60.8%はこの基準を下回っていることがわかった。
なお、平日のひとり時間が確保しやすいタイミングは、「夕飯後」「入浴中」「行きの通勤時間」「帰りの通勤時間」という順になっている。
■ひとり時間でしたいことの理想と現実
ひとり時間で実施したい理想事項は、「動画視聴」「睡眠」「何もしない(リラックス)」「読書」「勉強」と続きますが、実態は「動画視聴」「SNS」「睡眠」「読書」「音楽鑑賞」と続き、スマートフォンでできることが多くを占めた。
比較すると、何もしないリラックス時間や、勉強時間を創出したい一方、これらは創出しにくいことが考えられる。
■ひとり時間は買ってでも確保したい、という意向も
とり時間は、お金を支払ってでも手に入れたいと考える方が過半数、という結果も得られた。1時間当たりに支払える金額として、千円程度であれば3割程度が支払うと回答しており、1万円以上でも時間を買いたいとの回答は3.5%になった。
平日のひとり時間の取得状況別にみると、「4時間未満」の人は過半に支払い意向があり、「4時間以上」の人であっても、約4割に支払い意思があった。
<ひとり時間でしたいことを後押しする特急ロマンスカーの主な機能>
特急ロマンスカーは現在4つの車型で運行されているが、すべてが全席指定の特急専用車両だ。いずれの車型でも、リクライニング機能を有しているほか、シートピッチは1m程度、座席幅は460mm程度確保しており、ゆったりと過ごすことができる。
さらに平日9時00分~17時59分に小田急線内各駅(JR御殿場線松田駅を含む)を出発する全特急ロマンスカーのうち、小田急線内を対象区間に1日2列車まで、各列車に対して1座席、ロマンスカーに乗車できるお得なサブスクリプションサービスもある。
新宿〜町田などで利用可能な「4500円」から、全区間で利用できる「9000円」までの4種を用意。30日間の有効期間中に11回以上の利用で都度購入よりもお得になり、9000円チケットでは、全平日(22日計算)で新宿~小田原間を往復利用すると3万2800円お得(最大)に利用が可能だ。
また、利用区間は乗車の都度指定できる。例えば6000円のチケットであれば、新宿~本厚木を往復利用したり、新宿→本厚木、本厚木→小田原と区間を変えての利用にも対応している。
利用の具体例としては、4500円のチケットで新宿→町田(相模大野)をロマンスカーで移動すると、乗車時間は30分程度であり、この定額サービスで月に12回利用すると375円/回の計算になる。
◎サブスクリプションサービス「EMotロマンスカーパスポート」
https://www.emot.jp/service/detail/emot_romancecar_passport.html
調査概要
調査機関/楽天インサイト
対象者/20~60歳男女
集計対象数/計1000名
調査手法/インターネット調査
調査期間/2025年2月4日~2月6日
構成/清水眞希