
アットホームは、2025年2月の首都圏における「新築戸建」の価格動向を発表した。なお、これは同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボに調査・分析を委託し、アットホームが公表するものとなる。
さいたま市は17カ月連続で前年同月を下回る
同調査によると、首都圏全体の平均価格は、前月比、前年同月比ともに上昇。エリア別の前月比は、横浜市・川崎市と埼玉県他が-0.1%とわずかに下落したものの、東京23区と千葉県(西部/他)の3エリアが1%以上の上昇率となるなど、全体的に上昇が目立つ月となった。前年同月比はさいたま市のみ下落し、17カ月連続の前年同月割れとなっている。
なお、東京23区、神奈川県他、千葉県(西部/他)は2017年1月以降最高額を更新。4エリア以上が最高額を更新したのは、2023年4月以来22カ月ぶりとなるという。
■東京都(23区/都下)
23区の平均価格は7,409万円で前月比+1.3%と4カ月連続で上昇し、7カ月連続で2017年1月以降最高額となった。また、前年同月比は+8.9%と9カ月連続で上昇しているが、これは平均価格を下回る5,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より-4.7ポイントと減少し、8,000万円台以上の割合が合計で同+7.2ポイントと増加したことが要因となっている。
都下の平均価格は4,825万円で前月比+0.2%と上昇した。また、前年同月比は+3.5%と上昇し、7カ月連続の前年同月超えとなっている。
■神奈川県(横浜市・川崎市/他)
横浜市・川崎市の平均価格は5,290万円で前月比-0.1%と下落した。一方、前年同月比は+2.2%と5カ月連続で上昇しているが、これは平均価格を下回る4,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より-4.8 ポイントと減少し、6,000万円台以上の割合が合計で同+5.0 ポイントと増加したことが要因となっている。
神奈川県他の平均価格は4,189万円で前月比+0.7%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新した。また、前年同月比は+5.4%と上昇し、12 カ月連続の前年同月超えとなっている。
■埼玉県(さいたま市/他)
さいたま市の平均価格は4,279万円で前月比+0.1%と上昇した。一方、前年同月比は-0.4%と17カ月連続で下落しているが、これは平均価格を下回る3,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より+1.4ポイントと増加したことが一因となっている。なお、下落幅は3カ月連続で縮小した。
埼玉県他の平均価格は3,674万円で前月比-0.1%と4カ月ぶりに下落した。一方、前年同月比は+1.1%と上昇し、2カ月連続の前 同月超えとなっている。
■千葉県(西部/他)
西部の平均価格は 4,283万円で前月比+1.0%と4カ月ぶりに上昇し、2017年1月以降最高額を更新した。また、前年同月比は+3.5%と6カ月連続で上昇しているが、これは平均価格を下回る3,000万円台以下の物件の占める割合が合計で前年同月より-5.4ポイントと減少し、5,000万円台以上の割合が合計で同+2.6ポイントと増加したことが要因となっている。
千葉県他の平均価格は3,291万円で前月比+1.9%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新した。また、前年同月比は+3.7%と上昇し、3カ月連続の前年同月超えとなっている。
【調査概要】
・対象エリア
東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市
・対象データ
不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建(所有権のみ・重複物件はユニーク化)
・定義
本調査では、上記対象データの「1戸あたりの平均登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記している。
※アットホーム調べ
関連情報
https://athome-inc.jp/news/data/market/
構成/立原尚子