数年前は唾液などで新型コロナウイルスのセルフチェックができる検査キットが市民権を得たが、現在はあらゆる分野での検査キットが登場。医療分野のテクノロジーを活用し、個々のニーズにマッチする検査を取り入れてみるのも手だ。
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気になる症状がある人は医療機関への受診も忘れずに
会社の健康診断を受けるのは労働者の義務となっているが、それ以外の人はセルフチェックが基本。しかし人によってはやむを得ない事情で病院へ足を運べないこともあるだろう。そんな人に選択肢のひとつとして試してほしいのが、自宅にいながら健康チェックができる検査キット。唾液や尿、さらには少量の血液などを郵送するだけでセルフチェックが可能、かつ1万円以下でできる検査も多い。
だが検査キットを利用するうえで注意すべき点もあるという。
「どうしても病院へ足を運べない人などが、検査の入り口として利用するのはいいと思います。ただ検査キットで検査して異常なしだったからといって全面的に安心するのは、あまり良くはありません。気になる自覚症状があれば結果に限らず、必ず医療機関を受診してほしいですね」(日本人間ドック学会専門医・山下あきこさん)
結果を参考に健康維持に努め、気になる症状があれば必ず医療機関へ。検査キットは、あくまでサポート的な役割と認識しよう。
【01】がんリスク
検査法/唾液
唾液の検査でがんリスクを部位別に評価
サリバテック『サリバチェッカー がんリスク検査キット』2万6400円
慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究成果を基に開発。がん細胞が増殖すると、そこから染み出す代謝物が唾液中に出現、『サリバチェッカー』はこれらの物質を分析・解析して疾患リスクを検査。AIを活用して部位別にがんリスクを評価する。
〈検査でわかること〉肺がん、膵がん、胃がん、大腸がん、乳がん(女性のみ)、口腔がんのリスク
【02】生活習慣病
検査法/血液
自宅で簡単にできるKDDIの血液検査

KDDI『スマホdeドック 生化学14項目検査セット』6578円(送料別)
郵送で届く血液検査キットを使って0.065mlを採血することで、自宅で簡単に生化学14項目の検査が行なえる。提供はKDDIだが、auユーザー以外でも利用可能。自治体が健康増進事業として導入しているケースも多い。
〈検査でわかること〉中性脂肪、総コレステロール、HDL・コレステロール、LDL・コレステロール、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、血糖値、HbA1c、総タンパク、アルブミンの数値とレベル
【03】女性ホルモン様作用成分※
検査法/尿
エクオール値を尿で気軽に検査
ヘルスケアシステムズ『エクオール検査「ソイチェック」』4785円
エクオールは大豆イソフラボンを摂取することにより腸内で生成される成分で、更年期症状の緩和などが期待される。『ソイチェック』は腸内でエクオールを作り出す数値を測定。現在40万人以上の女性が利用している。
〈検査でわかること〉エクオール産生菌量とレベル
※女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをする成分