DIME MAGAZINE
日本電気(以下 NEC)とクラフトビール(注2)メーカーである協同商事 コエドブルワリー(以下 コエドブルワリー)は、世代間コミュニケーションの促進を目的に、NECのAgentic AIとビール職人が協働で20～50代の各世代の特徴や価値観を分析。味や香りなどで表現した4種のクラフトビール「人生醸造craft」を開発した。
(注2)クラフトビールとは酒税法上、ビールと発泡酒などを指すが、「人生醸造craft」にはビールと発泡酒が含まれる。
本商品は、2020年に両社が共同開発して好評を博したクラフトビール「人生醸造craft」(注5)の第2弾になる。コエドブルワリーは、コエドブルワリー公式オンラインストアで4月から販売を開始、6月5日より順次出荷される予定だ。
「人生醸造craft」開発プロセス
（1）：ビール職人がNEC開発の生成AI「cotomi(コトミ、注6)」を活用したAgentic AIに「20代日本人をイメージして、社内外のレシピ情報を参考に、新しいクラフトビールのレシピを作成して」とプロンプト入力ボタンを押すと、Agentic AIが自律的にタスクを分解して実行を開始。
（2）：「cotomi」に刻まれた現代日本人の各世代の特徴や価値観や特徴を分析し、ペルソナを作成。
（3）：（2）と並行してAgentic AIがコエドブルワリー社内のレシピデータや世界中のオープンデータを検索し、翻訳。
（4） ：（2）（3）で収集・分析した情報を参照して、「レシピの説明」「年代イメージとの関係」「味」「香り」「色」「原料」「副原料」「苦味」「製法」「カスタマイズ案」の項目に落とし込んだレシピ案をチャットでビール職人に提案。
（5）：ビール職人が「色の赤みを強める別の製法に変えて」とリクエストしAgentic AI にレシピ案を再作成させたり、「20代の特徴を表すのに適したアルコール度数は？」とAgentic AIにアドバイスを求めたりと、共に協議を重ねる。
(注6)「cotomi(コトミ)」はNECが開発した生成AIの名称。ことばにより未来を示し、「こと」が「みのる」ようにという想いが込められている。
■商品詳細
商品名／人生醸造craft
種類／全4種
・人生醸造craft ～20’s PINK～ (発泡酒)
・人生醸造craft ～30’s BLUE～ (発泡酒)
・人生醸造craft ～40’s YELLOW～ (ビール)
・人生醸造craft ～50’s RED～ (ビール)
販売／コエドブルワリー公式オンラインストア
販売開始日／2025年4月1日(火)
※出荷開始は6月5日(木)より順次
「人生醸造craft」商品ラインアップ
＜以下「cotomi」を用いて商品解説文を作成＞
■人生醸造craft ～20’s PINK～ (発泡酒)
Beer Style：Fruit Hazy Session IPA
飲むたびにシェアが止まらない週末がやってくる！このクラフトビールは桃の甘酸っぱさとヘイジーIPAならではのジューシーな味わいが織りなすハーモニーが特徴です。ローアルコールでもボディをしっかり感じられるため、飲んだ後の心地よさは格別！#人生醸造craft と共に、あなたの等身大のストーリーをシェアしましょう。
■人生醸造craft ～30’s BLUE～ (発泡酒)
Beer Style：Session IPA
瑞々しいグレープフルーツのようなフレーバーが爽快な味を演出するセッションIPAです。お米が演出した淡麗なキレは様々な料理の味と調和し、スピルリナの青色が健康を気遣うあなたの心をリフレッシュします。ひとりの時間や仲間との楽しい時間にも自然と溶け込み、一日の緊張をほどく、お疲れ様の1杯です。
■人生醸造craft ～40’s YELLOW～ (ビール)
Beer Style：Hefe Weizen
仕事や家庭の中で円熟味を増す40代が静かに自分を解き放つ瞬間に寄り添う、南ドイツスタイルのヘーフェヴァイツェンです。太陽のように明るく希望に満ちているイエローと、バナナを感じる甘い香りがあなたの五感を刺激し、酵母由来のスパイシーさが40代としての見識深き世界を思わせることでしょう。
■人生醸造craft ～50’s RED～ (ビール)
Beer Style：Belgian Style Strong Dark Ale
深みを帯びた赤色のベルジャンビールは幾重もの波を乗り越えてきた今も、なお情熱を燃やし続ける50代のために作られました。芳醇なモルト とカラメル香の重厚さ、ほのかに感じるレーズンとベリー感と共に、軽やかな飲み心地を約束します。あなたの人生のレールを共に築く人々との物語を結びつける一杯です。
今後の展開について
現代のビジネスにおいて、テクノロジーの進化や市場の急速な変化に組織が適応するには、各世代のアイデアを融合し、スピーディーな問題解決や変革を図ることが求められている。
NECは、そんなDXに関して、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装に導くオファリングなど、End to Endのサービスを提供。
さらに、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指して、その価値創造モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」(注7)として体系整理した。
同社は「業種横断の先進的な知見と研ぎ澄まされた最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革、社会課題とお客様の経営課題を解決に導きます」とコメントしている。
一方、コエドブルワリーは、Beer Beautifulをコンセプトとする埼玉川越発のクラフトビールブランド。川越産のサツマイモから製造した「紅赤-Beniaka-」を筆頭に、日本の職人達による細やかなものづくりと『ビールを自由に選ぶ』というビール本来の豊かな味わいの魅力をビールを通じて農業の魅力とともに発信しているサステナブルな農業系クラフトブルワリーだ。自社農園での大麦栽培からの一貫生産を目指している。
品質やブランドデザインに世界的な評価を受け、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、フランス、イギリス等30か国に輸出されており、Glocalな視点での活動も進めている。
関連情報
https://jpn.nec.com/ai/ai_craft/index.html
https://coedobrewery.com/products/necxcoedo-craft
構成／清水眞希
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