キヤノンから全域での高画質と開放F値1.4による美しいボケ味を実現した大口径超広角単焦点レンズ「RF20mm F1.4 L VCM」が登場

2025.04.01

キヤノンは、「EOS R SYSTEM」の交換レンげげｊズ「RFレンズ」の新製品として、大口径超広角単焦点レンズ「RF20mm F1.4 L VCM」を2025年4月下旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は283,800円。

質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適したVCMによるリアフォーカス方式を採用

「RF20mm F1.4 L VCM」は、開放F値1.4の単焦点レンズシリーズの新モデル。焦点距離20mmの超広角撮影と開放F値1.4を組み合わせることで、画面全域での高画質と豊かなボケ味を生かした表現が可能。

また、「VCM（ボイスコイルモーター）」によるリアフォーカス方式を採用しているのも特徴で、これにより、優れたフォーカシングを実現する。

■主な特徴

・開放F値1.4を生かした大きく美しいボケ味と画面全域での高画質を実現

開放F値1.4による大きく美しいボケ味と焦点距離20mmという超広角を生かし、肉眼とは異なるダイナミックな表現が可能。また、夜間や室内などの暗いシーンにおいても、感度を上げずに撮影できるため、ノイズの少ないクリアな静止画・動画撮影を実現するうえ、リアフィルターホルダーも同梱し、撮像面により近いリア側にフィルターを装着することにより、点光源の歪みを抑えた撮影が可能となる。

さらに、「非球面レンズ」や「UD レンズ」「スーパーUDレンズ」を効果的に配置した光学設計のほか、特殊コーティング技術や「BR光学素子」の採用により、画質劣化の原因となる諸収差とフレア・ゴーストを低減し、画面全域で高画質を達成している。

↑豊かなボケ味を生かした表現が可能

↑星空などの点像も画面周辺まで美しく描写

・VCMの採用による動画撮影に優れたフォーカス機能

質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適した「VCM（ボイスコイルモーター）」によるリアフォーカス方式を採用し、優れたフォーカシングを実現。EOS Rシリーズのデュアルピクセル CMOS AFとのコンビネーションにより、高速・高精度なAFに加え、動画撮影時には滑らかなピント合わせが可能だ。また、動画撮影時のフォーカスブリージングを抑制する光学設計により、画角変化の少ない安定した構図での動画撮影を実現し、本格的な映像制作にも対応する。

↑VCMにより優れたフォーカジングを実現

・機動性に優れた小型・軽量設計とアイリスリング搭載などの高い操作性

質量約519g、全長約99.3mmの小型・軽量設計を実現し、優れた機動性を発揮する。また、発売済みの開放F値1.4の単焦点レンズシリーズと全長・フロントフィルター径を共通にしたことで、撮影現場での使い勝手が向上。さらに、アイリスリング（絞りリング）を搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能だ。

↑取り回しに優れた機動性を実現