DIME MAGAZINE
キヤノンは、動画性能を重視したAPS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50 V」を2025年5月下旬に、「RFレンズ」で初めてパワーズームを内蔵した小型・軽量な APS-Cサイズカメラ用広角ズームレンズ「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」を7月下旬に発売する。
パワーズームを内蔵したAPS-Cサイズカメラ用広角ズームレンズ「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」も発売！
近年、スマホやSNSなどの普及により、映像を活用したコミュニケーションがより一層活発化している。こうした背景から、キヤノンは、「EOS R SYSTEM」の強みを生かしながら、さらにクリエイティブな動画機能を提供するミラーレスカメラの新シリーズ「EOS V series」として、APS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50 V」を発売する。
また、「RFレンズ」として初めてパワーズームを内蔵した広角ズームレンズ「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」も発売。「EOS R50 V」に装着時には、レンズのズームリングだけでなく、カメラのズームレバーでもズーム操作が可能となる。
↑EOS R50 V（RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ装着時）
↑RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ
■EOS R50 V
最大の注目ポイントは、動画撮影中心のモードダイヤルや、縦位置での動画撮影のための三脚用ねじ穴、カメラ前面と上部の計2カ所に配置された大型の動画撮影ボタン、動画撮影中に赤色点灯するタリーランプなど、快適な動画撮影のための多彩な仕様を備えているところ。
また、ファインダーをなくすことで、動画向けアクセサリーとの親和性が高いフラットで直線的なデザインを採用し、長時間撮影でも疲れにくい小型・軽量ボディも実現。さらに、放熱性の高い設計により、温度上昇に起因する撮影時間への影響を低減するなど、長時間の撮影やライブ配信にも適した仕様になっている。
もちろん、撮影性能にもこだわっており、最大約2,420万画素（※1）のAPS-CサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」の組み合わせにより、自然で美しい、被写体を際立たせるボケ表現を実現。クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K30P動画撮影に加えて、4K60P（crop）（※2）の動画撮影も可能だ。
加えて、「EOS R SYSTEM」では初めてカラーフィルターを搭載し、シネマティックな映像表現を手軽に楽しめる一方で、「CINEMA EOS SYSTEM」にも搭載されている、用途に応じて画質調整が可能な「カスタムピクチャー」も搭載するなど、細部にこだわるクリエイターのニーズにも応える。
外形寸法は約119.3（幅）×73.7（高さ）×45.2（奥行）mm。重量は約370 g（バッテリー、カードを含む）／約323g（本体のみ）。
価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格はボディ単体が113,300円、「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」を同梱するレンズキットが140,800円。
↑縦位置での撮影が可能
■RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ
「RFレンズ」として初めてパワーズームを内蔵しており、一定速度でなめらかに被写体にズームすることが可能。「EOS R50 V」との組み合わせでは、カメラ側でパワーズーム操作を行なうことができる。
また、レンズのズームリングでのズーム操作も可能なため、自撮り撮影などを行なう際にレンズ側から操作でき、画角調整が容易。さらに、ズーム速度はズームリングの回転角度に応じて低速と高速の2段階で行なえる。
加えて、ズーム時に鏡筒が繰り出さない全長固定とすることで、カメラ全体の重心が変化しにくいため、バランス調整が重要なジンバル撮影時などにおいても、快適で安定した撮影を実現する。
外形寸法は約Φ69.6×62mm。質量は約181g。
価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は55,000円。
↑ズーム速度はズームリングの回転角度に応じて2段階で行なえる
※1 静止画撮影時の有効画素数。RF／EFレンズ使用時。使用するレンズや画像処理、動画撮影時には有効画素が減少することがある。
※2 美肌動画時は除く。
製品情報
https://personal.canon.jp/product/camera/eos/r50v
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf-s14-30-f4-63pz
構成／立原尚子
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