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飛散量との関係は?花粉症の発症率が高い都道府県、3位静岡、2位三重、1位は?

2025.03.29

花粉の飛散量が増え、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症の症状に悩まされる人が増えきている。では、今年の花粉症の状況はどうなっているのだろうか。

ウェザーニューズは、花粉症の発症率や対策の実態を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュース」を通じて「花粉症対策調査」を実施し、その結果を発表した。

日本人の2人に1人以上が花粉症、半数が20代までに発症!最も発症率が高いのは山梨県

ウェザーニュースアプリのユーザーに「あなたは花粉症ですか?」と質問し、「花粉症です」「花粉症ではない」の2択で回答してもらったところ、「花粉症です」と回答した人は58%で、2人に1人以上が花粉症ということがわかった。まさに「国民病」と言っても過言ではないだろう。

都道府県別にみると、最も花粉症の方の割合が高かったのは山梨県で72%、2位は三重県で69%、3位は静岡県で68%と続く。

東京都は7位、大阪府は18位、愛知県は7位であった。全国平均の58%を超える県は本州の太平洋側に集中しており、特に関東甲信と東海で60%を超える県が多くなっている。

ウェザーニュースが全国に設置している独自の花粉観測機「ポールンロボ」による観測に基づいて解析された、2017~2024年の花粉飛散の平均値を見てみると、東北北部の一部や福島県、関東甲信、東海などで特に飛散量が多いことがわかる。

東北北部では花粉症の発症率が30~40%台で都道府県ランキングも40位以下のため、発症率と飛散量が完全に一致しているとはいえないが、上位にランクインしている山梨県や静岡県、関東などでは飛散量も多い傾向にある。

花粉症を発症した年齢について「花粉症になったのは何歳ごろですか?」と質問し、「~20代」「30~50代」「50代以降」「花粉症ではない」の4択で回答してもらった。

「花粉症ではない」を除いて集計すると、「~20代」の回答が48%と最も多く、花粉症の人の約半数が10歳未満や10代、20代で花粉症を発症していることが判明。また「50代以降」に発症した人も12%で、まだ症状が出ていない人も油断できないことが伺える。

花粉症の対策費用は2023年から391円減少!対策意識・費用1位は徳島県

花粉症対策を始める時期について「花粉症対策、いつからやっている?」と質問し、「症状が出てから」「飛散開始前」「アレルゲン免疫療法で年単位」「何もしない・花粉症ではない」の4択で回答してもらった。

「症状が出てから」が28%、「飛散開始前」が30%、「アレルゲン免疫療法で年単位」が2%、「何もしない・花粉症ではない」が40%という結果に。

「飛散開始前」と「アレルゲン免疫療法で年単位」の回答を合計した、事前に対策している割合に注目して分析すると、最も対策意識が高いのは徳島県で44%、2位は静岡県と広島県で39%、4位は埼玉県と山梨県と愛媛県で38%。

全国平均の32%を超える県は関東甲信や西日本の太平洋側に集中しており、一方、事前対策に力を入れていないのは、北海道や北陸、山陰など日本海側の地域が目立つ結果となった。

男女別でみると、事前に対策している割合は男性が29%、女性が39%と、男性よりも女性の人が事前対策をする人が多くなった。

「あなたは花粉症ですか?」と質問し、「花粉症です」と回答した割合を男女別にみると、男性が56%、女性が63%と、花粉症の発症率は女性の割合が多い。この発症率の差が事前対策への意識の差につながっていると考えられる。

花粉症の治療について「現在、花粉症の治療を行っていますか?」と質問し「はい(対症療法[注1])」「はい(アレルゲン免疫療法[注2])」「いいえ」「花粉症ではない」の4択から回答してもらったところ、「花粉症ではない」を除くと、「はい(対処療法)」は37%、「はい(アレルゲン免疫療法)」は4%となった。

最も多かったのは「いいえ」で、花粉症の2人に1人以上が治療を行っていないことが判明。

「いいえ」と回答した人のコメントをみると、『軽度なのでマスクや目薬などで対処』『年々治ってきたので治療しなくてよくなりました。』と、症状の重さで治療するかしないかの差が出ているようであった。

[注1] 対症療法:抗ヒスタミン薬の内服や鼻噴霧用ステロイド薬などを使って、出てくる症状を抑える。
[注2] 免疫療法(アレルゲン免疫療法):アレルゲン(抗原)を少量体内に入れることでアレルギー反応を和らげるもので、治療には数年かかる。

花粉症対策費用について「現時点で、あなたが今シーズン花粉症対策にかけた金額はどれくらいですか?」と質問し、0円~10,000円の500円単位で回答してもらった。

花粉対策の費用は全国平均で1,899円となり、西日本や東日本で花粉が大量飛散した2023年と比較すると391円減少していた。

ただ、今回調査を実施した3月2日はスギ花粉の飛散が本格化し始めたタイミングだったため、今後シーズン終わりにかけて対策費用が増加すると考えられる。

都道府県別にみると、ランキング上位には関東周辺や中国・四国が多く入っていた。1位は徳島県で2,710円でした。2位は愛媛県、3位は群馬県、4位は山梨県と続く。

東京都は10位、大阪府は25位、愛知県は21位でした。一方、北陸、北日本の日本海側は対策費用が少なめ。

最もお金をかけないのは北海道の738円で、1位徳島県との差は1,972円となった。この結果は、「花粉症対策、いつからやっている?」の結果とエリアが似ており、事前の対策に力を入れる地域では、その分対策費用もかさんでいることが伺える。

関連情報
https://weathernews.jp/pollen/

構成/Ara

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