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まさかの再ブレーク!平成を彩った「有線イヤホン」がZ世代に支持される理由

2025.04.04

世の中にワイヤレスイヤホンが誕生してから、暫く有線イヤホンから離れていた人も多いと思うが、再び有線イヤホンが脚光を浴びている。

2025年の「SHIBUYA109 lab.」トレンド予測でも話題に上がった有線イヤホン。しかし、なぜ今になって有線イヤホンが若者に見直されているのだろうか?今回はその背景について迫ってみた。

2025年の渋谷の流行にトレンド入りした「有線イヤホン」

かつて平成を彩ったiPodが2022年の5月に生産を終了し、音楽は本格的にサブスクリプションで聴くのがメインの時代に突入した。

現在ではすっかり見慣れたワイヤレスイヤホンも、今では通話やオーディオ機能の必需品として使用している人が多い。

接続が簡単でケーブルが絡むこともなく、自由に動き回ることができるワイヤレスイヤホンは、タイムパフォーマンスも向上させ、私たちのライフスタイルを進化させた。

その背景の中、再び話題になっているのが有線イヤホンだ。

有線イヤホンは、「SHIBUYA109 lab.」のトレンド予測だけではなく、SNSでもトレンドに入り、先日はワイドショナーでもZ世代の流行として話題になった。

明らかにZ世代にとっては、ワイヤレスイヤホンが馴染んでいるように思うが、これには、昨今の平成カルチャーブームも影響しているようだ。

平成のドラマなどで、カップルや友人が有線イヤホンを片耳で音楽を聴く光景が、逆にZ世代に新鮮に映り、有線イヤホンに対して「エモい」印象を抱くらしい。

また、平成カルチャーの要素だけではなく、ファッション的なところでも有線イヤホンは人気がある。

最近では、イヤホンの結び方などにこだわるのも人気があり、有線イヤホンが醸し出す、アナログやレトロなムードは2021年頃から海外のZ世代の間では既にトレンドとなっている。

平成から有線イヤホンと共に歩んできたミレニアム世代にとっては、「エモい」と言われると少し複雑な気持ちになってしまうが、有線イヤホンの人気が高まるとともに、イヤホンに対する特性も見直されていることに気がつく。

平成の有線イヤホンと令和の有線イヤホンの違い

平成の有線イヤホンは、ポータブルオーディオプレーヤーとともに進化を遂げてきた。

MDR-E252(C)ソニーグループ株式会社

1982年にソニーが、世界初のインナーイヤー型ヘッドホン「MDR-E252」を発売してから有線イヤホンはインナーイヤー型が主流だった。

インナーイヤー型は、素早く装着できることがメリットだったが、人によっては耳からこぼれ落ちやすい、音漏れがする、などのデメリットもあった。

1999年にソニーがダイナミックドライバー搭載の「MDR-EX70」シリーズを発売。「カナル型」を採用することでこれらの問題を解決した。

イヤーピースを耳の穴にぴったり差し込んで音楽を聴く「カナル型」が、日本国内ではシェアの大半を占めて支持を得ていった。


MDR-EX90SL(C)ソニーグループ株式会社

そして、有線イヤホンはさらに進化を遂げて、2006年にソニーから発売された「MDR-EX90SL」がヒット。

当時としては、価格が11800円という強気の販売にも関わらず、それまでのイヤホンの概念を替えたと言っても過言でないほどの音質のインパクトを与え、オーディオに興味のない人まで購入するほどのヒット商品となった。

こうして、各メーカーからさまざまな種類の有線イヤホンが販売され、2000代はまさにポータブルオーディオプレーヤーの必須アイテムとして、有線イヤホンが全盛期だったと言えるだろう。

それでは、令和の有線イヤホンはどのように進化しているのだろうか。

有線イヤホンに、ユーザーが高い音質や遮音性を期待するところは、令和でも変わらないが、どんなに質の良い有線イヤホンでも購入を躊躇してしまうのは、イヤホンジャックの問題だろう。

昨今のスマートフォンの薄型化や防水性能の向上、ワイヤレスイヤホンの普及でイヤホンジャックが廃止されたのも大きい。

しかし、最近ではタイプC用や変換コネクターなども発売され、イヤホンジャック問題は解決しつつある。

その中で、いくつか人気有線イヤホンを挙げていきたい。

ATH-CKD3C RD ※オーディオテクニカ公式サイトより引用

オーディオテクニカのUSB Type-C用イヤホン「ATH-CKD3C RD」は、高解像度再生に対応しており、クリアで正確な音質を実現するイヤホンだ。

テレワークや通話にも対応しており、内蔵マイクと操作ボタンで手軽に通話操作が行える。また、Google アシスタントにも対応しているので、音声で様々な操作を行うことも可能だ。


EarPods ※Apple公式サイトより引用

また、ユーザーの多いEarPods にも、有線イヤホンは注目されている。Phone15シリーズ対応イヤホンEarPods(USB-C)には、リモートコントロールも内蔵されているので、音量の調節、音楽やビデオ再生の操作、電話への応答と通話終了を、リモートを押すだけでコントロールが出来る。

そして、音質を追究した有線イヤホンでは、ピヤポンの人気はワイヤレスイヤホン同様にユーザーの高い支持を得ている。

有線ピヤホン5 ※Hi-Unit公式サイトより引用

特に「有線ピヤホン5(Hi-Unit 003-pnk)」は最高峰のモデルとされ、クリアな高音域と迫力のある低音域を実現。

ピヤホンは、ロックバンド「凛として時雨」のドラマーであるピエール中野が監修したイヤホンのシリーズだ。ライブ感にこだわったチューニングと、低音から高音までカバーするコアキシャル3Dシステムを搭載し、新作が発売されるたびにアップデートされ、SNSで話題になる。このように、往来のオーディオファンだけではない人の関心を寄せているのが、令和での特徴と言えるだろう。

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