胆のうがん
高い死亡率!早期発見できれば手術で治る可能性が高まる
早期ではほとんど無症状で進行するため発見が遅れると致命的だが、検診で早期発見できれば胆のうの切除手術で根治が見込める。
DATA of 胆のうがん
早期発見で胆のう切除手術すれば生存率は高まるが、進行すれば生存率が下がる。ステージ4になると余命も1年以下。
出典:国立がん研究センター「10年生存率集計公表」を参考に編集部作成
What’s すい臓・肝臓・胆のう検診
50歳以上1年に1回
他の臓器が障壁となり、すい臓がんはエコー検査では見つけにくい
スクリーニングとして、腹部のエコー検査と血液検査が一般的。しかし、胃の裏側にあるすい臓は肝臓や十二指腸などに囲まれてエコーの障壁となる。内臓脂肪が多い場合もエコーは届きにくい。その場合、胆管・膵管に焦点を当てたMRICP検査や造影剤を使ったCT検査も。
造影剤を体内に注入し断層写真を撮影
造影CT検査
すい臓がんを疑う場合、血管内に造影剤を注射してX線で断層写真を撮影する。がんのできた位置や大きさ、広がり具合を把握する。
MRIでのう胞の有無などをチェック
MRICP検査
MRIで胆管やすい管を調べる検査。がん化しやすい前段階ののう胞の有無やすい管の形状からもがんの有無が推測できる。
NEWS and TOPICS
超音波(エコー)装置を備えた内視鏡で臓器を観察するEUS
確定診断に使用するEUSをスクリーニングに生かす手法。小型エコーが付いた内視鏡を胃の後側の壁に沿わせていきながら、障壁に邪魔されずにすい臓を直接観察できる。
取材・文/竹村元一郎 イラスト/macco、川崎敏郎 編集/寺田剛治
DIME5月号はあなたの命を守る「人間ドック」の大特集、付録つきのスペシャル版も発売中
DIME5月号
付録つきのスペシャル版も同時発売!
DIME5月号スペシャル版
【特別付録】
明治「免疫チェック」特別キット
40年以上にわたって乳酸菌などによる免疫の研究を続けてきた株式会社 明治が提供する自分の免疫力を「見える化」するサービス。自宅で唾液を採取するだけで簡単に免疫力がチェックでき、ウイルスや細菌に負けない身体をつくるアドバイスが受けられる。スマホで簡単に申し込みできる手軽さに加え、検査は医療検査の最大手企業「H.U.グループ」と連携、検査の精度にもこだわっています。今回は通常3000円以上するこのサービスを無料で試せるクーポン付き特別キットが初の付録に!
※通常版にはこの付録は付きません。